産休の変更

<2012/4/18の覚書>
前駆陣痛で夜中に病院に行った翌朝、上司には昨晩のことを告げた上で、
出勤がすこし遅くなる旨連絡して、1時間遅れで出社。
相方とも相談をして、昨日のようなことが会社で起きたらということを考えると
上手く対処出来るかという不安もあるので、(実際、経産婦の同僚の中には、結構な数、「陣痛が会社で始まって、病院へそこから直行→出産」という荒業を遂げたツワ者もいるのだけど)
予定より2日早いけれど(両親を迎えるために、予定日の前の週から産休をとるつもりだった)
4月18日の午後から産休に入らせてもらうようにお願いすることにしたので、
会社に着いて最初にボスにその旨を伝えました。
これは有休(PTO)を追加してとるか、無給にするかになるのですが、私は、2日半の有休を取って、
その後、無給で1週間過ごした後出産→STD(短期障害疾病プラン)という流れを想定して申請しました。
ボスからのOKも出たので、その日の午後から産休入り。


家に帰ってからは、とりあえず前夜の寝不足を解消しておくことと、
主治医が出産を行えるB病院への登録(オンライン)と、入院バッグの再点検や、
アメリカでの出産についてのリサーチなどをして過ごしました。
明日出勤しなくていい、それだけで随分気も楽になったし、早く帰れたので、
ターゲットに寄って、産後に必要そうな物の買い足ししたりしました。


そんなことをしていて、産休に入っても、心の中では、
「早まるっていっても、多分月曜日の診察まで持って、先生の予定通り水曜日出産ってところじゃないのかなぁ」
と勝手に思ってる、呑気な私なのでした。

大変遅くなりましたがご報告

2012年4月20日予定日より10日早く、息子が無事誕生しました。
妊娠38週目 38W5D 6Lb 10Oz (3005g) 20inches (50.8cm)
前駆陣痛(ブラクストン・ヒックス収縮、偽陣痛)が起きたので、産休を予定より2日半早く開始して、
わずか2日後に産まれました。


出産自体は、順調・安産で、母子共に健康です。

今まで勝手放題、好き放題のディンクス人生を送ってきた私と相方ですが、
小さい身体ででもとても強烈な影響力を持つ、このおちびさんとの新しい生活、毎日が驚きの連続です。
40ママにはしんどいことも多いですが、それでもこの無条件の「かわいい」で相殺されてるのがすごいです(笑)


おとといで生後3週間が経ち、やっとパソコンの前に静かに座れる時間が少し出来たので、
取り急ぎご報告です。
出産までの道程と、出産時のことについてはまた追って覚書として書いていこうと思います。


産休の申請をしてみた

アメリカの産休は短い、そもそも産前・産後という考え方もないし、
入院費用も馬鹿高いので(保険がカバーしてくれるらしいのでまだいいけど)、
普通分娩で二泊、帝王切開で4日程度で自宅に戻るという話も有名かと思います。


会社のHR担当者と、親会社の人事ヘルプデスク担当者と数回話しをした後、予定日1ヶ月前に正式な申請をしろということで、
3月末から私は準備を始めました。
送られてきた書類は、正式に申請を受理した旨の手紙と、主治医の先生と担当者に送るMedical Release Form。(治療内容の開示同意書)
まずは、これを主治医の先生に渡して、会社の担当者にも提出することから始まるそうです。


FMLAと呼ばれる、家族の介護用休暇を申請することと、出産による短期障害疾病手当(Short Term Disability)を申請することで、一般的に12週間と呼ばれる、アメリカの産休を取ることが一般的なようです。
もちろん、各会社によっては、無給休暇ながらも、6ヶ月まではそれまでと同等のポジションを保持しておくように約束してくれる会社もあるようですが、
私が働く会社は、12週がマックスらしいです。


しかも、私の場合、今の会社に入社してから1年未満のため、FMLAの適応外となるため、STDの有効期限が終わったら、無給休暇の申請をして、
会社側では、私のポジションのニーズについて一考するというプロセスを踏む(たとえ形式上だけでも、会社が私に戻ってもらった方が良いと判断する必要があるということ)必要があるようです。


これも各会社によって手順もバラバラかと思いますが、基本的にはSTDは、会社が設定している保険会社が給料の一定割合を保証する(私の場合は、サラリーの6割)ものなので、このSTD期間中は、会社の有休の時間の累積等はされません。(PTOの場合、毎週数時間ずつ有休が加算され累積されます。8時間溜まったら1日有休ということです。
また、STDを申請すると、最初の7日間が猶予期間となり、その間は有休で休んでSTDが始まるのを待たなくてはなりません。
ちなみに、STDは出産の場合、出産日が一日目となるため、出産した日(または翌日)には、会社の指定連絡先へ連絡して、出産の方法についてなどを説明して、初めて手当の適応内とされるとのことなので、出産したら、STDの申請と、有休の手続きと・・・と何だか事務的なことで結構忙しい。
その辺からも、アメリカ人の「妊娠は病気じゃない」的考え方が見え隠れします。
(いや、病気じゃないけど、だからって大変じゃないってことじゃないと思う・・・)


一応、念の為、私の上司には、「産んですぐには有休申請の手続きが難しいかもしれないので、数日後に後日付で申請してもいいか」と確認しておきました。
(うちの会社は、HRのウェブサイトに行って申請しないといけないため。)


まぁ、そんなこんなをしつつ、一応産前産後でトータル13週間(12週+無給で1週前に追加した)ということで、上司からの承認ももらったので、
一安心。あとは手続きをうまくやって、きちんとSTD時の6割のお給料分を頂ける様にしておけばOKということになりました。


あぁ上手くいくといいなぁ・・・。それに、きっと13週間なんてあっという間に過ぎちゃうんだろうなぁ・・・。

ベイビーシャワー

アメリカでは、出産間近になると、ベイビーシャワーと呼ばれるお祝い行事を開いて、
女性たちがギフトを持って集まる習慣があります。
ブライダルシャワーと似たようなコンセプトで、要はママになる人への子育て新生活を周りの女性たちが支えてあげようじゃないのというのがルーツらしいです。
私は、アメリカの一般的と呼ばれる結婚プロセスを踏まなかったので、
自分の為のシャワーは初めて。
サプライズにならなかったのは、相方が、会場のランカスター近郊まで私を連れ出す理由が思い出さなかったからなんですが (これには、義妹、義母がかなりむくれたらしい)
相方の親戚、義母のお友達、そして私のお友達や相方の友達の奥さんなど、総勢30人くらい集まってくれました。


義母が、春生まれのベベさんの為に、お花屋さんに頼んで今日花が咲くように手配してくれた水仙の花の小さな鉢植えを各席においてくれて、皆さんにお土産に持って帰ってもらいました。
私も記念に頂いてきたので、あとで庭に植えます。水仙は一旦植えると毎年咲くので、
この水仙が咲くたびに、きっと今日の事を思い出すんだろうなぁと思うと、とても素敵なギフトアイディアだなぁと思いました。

そして、頂いたギフトの数々がこちら。

生まれてくる前に、もう既に衣装持ちのベベさん・・・。
子供服って本当に可愛いですね。
おむつも、おしりふきも取り敢えずの分は確保できました(笑)
おむつ用のゴミ箱(密封してくれる)や、その他便利グッズなども頂きました。


そして義母と相方のおばあちゃんが作ってくれたダイパーケーキ(おむつケーキ)。

おむつの他に、おしゃぶりやお風呂用の柔らかウォッシュタオルなどで飾りつけされてます。
みんな忙しい中、準備してくれ、来てくれて、私も思わず感無量(涙)
本当にありがたいですね。
こうして祝福されて生まれてくるべべさんは、幸せ者だなぁとしみじみした私なのでした。

ベベさんのお部屋プロジェクト

義妹からのお祝いが、べべさんのお部屋の模様替えで、2週に渡って週末泊り込みで仕上げてくれました。

これがBefore。元は相方のオフィスでした。今回の妊娠を期に、地下にオフィスを移動してくれました。
賃貸なので、大家さんの張っていた壁紙のままです。地下に移動している途中なので、荷物山積み(苦笑)

そして、これがAfter。
色々思案した結果、ペンキの色は、少しグレーがかったライトブルー、濃い目のブラウンとベージュにしました。
壁紙を剥がして、パテで穴埋め、サンドペーパーを掛けてからのペンキ塗りだったのですが、
義妹夫婦がすごく頑張ってくれました。日本にいるとなかなか壁をペンキで塗る機会はなかった(少なくとも私はなかった・・・)ので、アメリカに来て最初にペンキ塗りを手伝った時は、結構なカルチャーショックでしたが、お部屋がこんなにも変わるんですね〜。



窓のある壁は、ブルーとブラウン、
窓の無い壁は、ベージュとブルーと、色を変えています。(これは相方のアイディア)

お部屋のテーマが、"My little MVP"で、スポーツなので、スポーツのランプも用意してくれました。

部屋が出来上がって、ベッドを組み立てたら、途端に「あぁここにベベさんが寝ることになるのね・・・」と、実感が沸いてきました。
最初は、家主さんを説得してまで壁を塗り替える必要あるかなぁと思っても居たんですが、
変えてみて、やっぱり気持ちも新たになりました。
義妹夫婦に感謝です。

妊娠糖尿病ボーダー妊婦の日常

高齢出産に伴うリスクと言うのは、簡単に言うと、普通の妊娠であるかも知れない数々の問題が発生する確率がかなり高くなるということなのだと、高年齢妊婦の私は最近思います。


先日、妊娠28週を目安に、グルコース耐性のテストを受けるよう言われ、最初は50gの糖分入りジュースを飲んで1時間後の血糖値測定。
これでボーダーラインと言われて、3時間の試験も受けるよう言われ、
100gの糖分入りジュースを飲み今度は3時間中、1時間毎の採血するというテストを受けさせられました。
ただでさえ、何かあると胃が消化不良を起こして、食べ物がいつまでーもそのまま残ってて苦しい思いをする私。
この100gジュースは辛かったです(涙)
飲んで2時間後まで、逆流しまくって戻しそうになってたし・・・そして検査結果がボーダー判定。


空腹時はOKで、1時間後がボーダーライン上、2時間後値が見事に範囲外、そして3時間後値でようやく下がったという状態。
大体にして、このテスト、日本では尿糖が出た人が対象らしいのに、アメリカは全妊婦が受けさせらて、
しかも、ジュースの濃度もアメリカの方が25%も高く、そしてただでさえアジア人は、欧米人よりインスリン抵抗性が低いと言われているので、
この試験はかなーり日本人には不利な試験だったりします。
うちの相方によると、
「君はこーんなに沢山の糖分を一気に身体に入れたことはないんだから、身体がびっくりして当たり前」
・・・いや本当にそうだよと思いつつ、でもちゃんとインスリンが働いて下がる人もいるわけだから、
やっぱり気をつけないとっと、最近は、玄米菜食度が増していたわけです。


で、妊娠糖尿病ボーダーの判定をされてしまった私は、今日、栄養カウンセラーとのアポがありました。
参加者は、私と同じくらいの週数のインド人の妊婦さんと私の二人。
最初に言われたのは、
「妊娠糖尿病は、あなたの食生活などが問題なのではなくて、妊娠したことによる発症なので絶対に自分を責めないでねっ。」
ということでした。
ネットで調べていた通り、胎盤から発生するホルモンが、インスリンの発生を鈍らせる為に起こる症状で、
妊娠後期に発現した場合は、多くは出産して胎盤が外に出たら、インスリンも普通に出るようになることが多いそうなので、
ここ数ヶ月の我慢なのだそうです。


事前に送られてきた用紙に記入した最近の食事内容を提出させられて、
血糖値測定デバイスを渡され(本体と最初の数日分の針とテストストリップは無料配布。各人の保険と照らし合わせて、保険対象内のデバイスをくれる)
使い方をまずはナースからレクチャーされました。


何しろ極細とはいえ、針で指を刺して採血するわけなので、最初はどきどき。
「Yorkyは丁度、朝食を食べてから2時間けいかしてるから、計ってみましょう。」と言われて、
おそるおそる、針を装着してカバーをかぶせたデバイスを、指の横側にあてて、ボタンをプッシュすると「カチン」という音と共に、
ちょっと蚊にさされたか、小さい棘がささったかのように痛みが・・・でも血が出てこない。
「これは、ちょっと周りをしぼると出てくるわよ〜」とのナースのお言葉と共に、
ぎゅーっとさすられると、血が出てくるので、それを上手く、検査器本体に差し込んだストリップの先端に流し込む(というか上手くあてれば、勝手に吸い込んでくれる)と、5秒後に、血糖値が表示されます。
表示された数字が「72」。
目標設定が、各食事の2時間後値が120以下なので、かなりそれを下回ったことに。
「朝ごはん、食べてきた?」とまた聞かれ、
「食べてきました〜、ピーナッツバターサンドイッチを半分。」
と答えると、
「全然、問題無いわねぇ。幸先いいわね。」
という呑気な会話の後、今度は栄養カウンセラーとの面談。
予め書いてきた食事内容を見ながらアドバイスをくれるわけですが、ここでも、
「・・・特に問題ないわねぇ。体重が少し減ったみたいだから、もう少し食べたほうがいいかも。」


ということで、血糖値を朝イチ空腹時と、各食事の二時間後値を計ることに。
今のところ、120を超えたのは初日の一回(しかもちょっと測定失敗気味)のみで、あとはずっとクリアしています。


そして、周産期治療の専門医(Perinatologist)とのアポがあり、相方と一緒に行きました。
ハイリスクの唯一得する点として、エコー検査が普通の人より多く受けれることがあります。
何も問題なく進むと、2回程度しか見れないらしいのですが、私は既にもう4回目。
今回のこの専門医の面談に際してもエコーで、赤ちゃんの様子を確認して、
更に、今までにはなかった3Dでも赤ちゃんの様子を見せてもらえました。
全て順調、赤ちゃんも31週の標準で現在1500gだそうです。


相方の鼻を見事にもらってると、私側の家族からは絶賛の一枚(笑)

今年は暖冬で、雪も積もって無いので、夜にお散歩を始めたら、
食後2時間値が更に下がったし、食事も基本的には玄米菜食+乳製品、たまに肉・魚というゆるベジ・ゆるマクロ的な食生活です。
これも、元気な赤ちゃんとのご対面をしたいからなので、
あと残り9週ちょっと、頑張ります。

やってみるもんです

寒がりで更にめんどくさがりの私が、この時期に散歩に出るのは結構しんどい話なんですが、
ウィークデイは、仕事でほぼ8時間座りっぱなしで、通勤も車という状況なので、万年運動不足の私。
最近、足のむくみがすごいし、マタニティピラティスをたまにちょろっとやる程度じゃだめだよなぁと心を改めなくては!と思って、思いついたのが、
その場足踏み(笑)
すごーい、地味〜っと考えついた自分に驚くほど地味なんだけど、
考えてみれば、Wiiのランニングとかも同じことだよね〜と思い、
そういえば、以前テレビで誰かの健康法でも紹介されてたような気もするし、効くんじゃない?という
非常に単純な動機でやってみた。


むくんでて、しかも体重がいつもよりも増えてる私にとっては、結構これが効いた(笑)
しかも、本当に筋肉って衰えるもので、モモ上げ状態で、ひたすら足踏みしてるだけで結構太ももに効いてる感じがするし、足踏みに飽きたら、ちょっとストレッチやプリエもどきやらスクワット加えて〜と、ネットでテレビ見ながら、40分くらい色々やってみたりしました。
お腹が少し張ってきたら、少し休んで、また復活という感じで、あまり無理しない程度。


その後、相方に誘われてうちから10分の、東海岸最大の巨大モールへ行き、ウィンドウショッピングでてくてく歩き回ること数時間。(このモール、自分で運転して行くのがイヤ←運転嫌いも克服しなくては・・・(涙))
その後、モール近くのイタリアンで早めのディナーを食べて帰宅したら、
あれ?お腹の張りも少ないし、何より足がむくんでないっ!!
ちなみに、お腹の中のべべさん(仮名)も元気に動いているので、調子が良いということよねっ。
と、調子付く自分。


運動大事ですね・・しみじみ。
うちの妹に言われて、なるほど〜と思ったのが、妊娠中のあとわずか数ヶ月のことなので、
出来る事は何でも頑張ってやっておくべきだということ。
食事を気をつけることもそうだし、運動も面倒だけど、でもこうして一日でもちゃんと成果が出てくることなんだし、
頑張ろうと、改めて思ったぐーたらな私なのでした。


明日からまた仕事で座りっぱなしの日々。朝晩のエクササイズで乗り切りますっ(鼻息荒め)