妊娠糖尿病ボーダー妊婦の日常

高齢出産に伴うリスクと言うのは、簡単に言うと、普通の妊娠であるかも知れない数々の問題が発生する確率がかなり高くなるということなのだと、高年齢妊婦の私は最近思います。


先日、妊娠28週を目安に、グルコース耐性のテストを受けるよう言われ、最初は50gの糖分入りジュースを飲んで1時間後の血糖値測定。
これでボーダーラインと言われて、3時間の試験も受けるよう言われ、
100gの糖分入りジュースを飲み今度は3時間中、1時間毎の採血するというテストを受けさせられました。
ただでさえ、何かあると胃が消化不良を起こして、食べ物がいつまでーもそのまま残ってて苦しい思いをする私。
この100gジュースは辛かったです(涙)
飲んで2時間後まで、逆流しまくって戻しそうになってたし・・・そして検査結果がボーダー判定。


空腹時はOKで、1時間後がボーダーライン上、2時間後値が見事に範囲外、そして3時間後値でようやく下がったという状態。
大体にして、このテスト、日本では尿糖が出た人が対象らしいのに、アメリカは全妊婦が受けさせらて、
しかも、ジュースの濃度もアメリカの方が25%も高く、そしてただでさえアジア人は、欧米人よりインスリン抵抗性が低いと言われているので、
この試験はかなーり日本人には不利な試験だったりします。
うちの相方によると、
「君はこーんなに沢山の糖分を一気に身体に入れたことはないんだから、身体がびっくりして当たり前」
・・・いや本当にそうだよと思いつつ、でもちゃんとインスリンが働いて下がる人もいるわけだから、
やっぱり気をつけないとっと、最近は、玄米菜食度が増していたわけです。


で、妊娠糖尿病ボーダーの判定をされてしまった私は、今日、栄養カウンセラーとのアポがありました。
参加者は、私と同じくらいの週数のインド人の妊婦さんと私の二人。
最初に言われたのは、
「妊娠糖尿病は、あなたの食生活などが問題なのではなくて、妊娠したことによる発症なので絶対に自分を責めないでねっ。」
ということでした。
ネットで調べていた通り、胎盤から発生するホルモンが、インスリンの発生を鈍らせる為に起こる症状で、
妊娠後期に発現した場合は、多くは出産して胎盤が外に出たら、インスリンも普通に出るようになることが多いそうなので、
ここ数ヶ月の我慢なのだそうです。


事前に送られてきた用紙に記入した最近の食事内容を提出させられて、
血糖値測定デバイスを渡され(本体と最初の数日分の針とテストストリップは無料配布。各人の保険と照らし合わせて、保険対象内のデバイスをくれる)
使い方をまずはナースからレクチャーされました。


何しろ極細とはいえ、針で指を刺して採血するわけなので、最初はどきどき。
「Yorkyは丁度、朝食を食べてから2時間けいかしてるから、計ってみましょう。」と言われて、
おそるおそる、針を装着してカバーをかぶせたデバイスを、指の横側にあてて、ボタンをプッシュすると「カチン」という音と共に、
ちょっと蚊にさされたか、小さい棘がささったかのように痛みが・・・でも血が出てこない。
「これは、ちょっと周りをしぼると出てくるわよ〜」とのナースのお言葉と共に、
ぎゅーっとさすられると、血が出てくるので、それを上手く、検査器本体に差し込んだストリップの先端に流し込む(というか上手くあてれば、勝手に吸い込んでくれる)と、5秒後に、血糖値が表示されます。
表示された数字が「72」。
目標設定が、各食事の2時間後値が120以下なので、かなりそれを下回ったことに。
「朝ごはん、食べてきた?」とまた聞かれ、
「食べてきました〜、ピーナッツバターサンドイッチを半分。」
と答えると、
「全然、問題無いわねぇ。幸先いいわね。」
という呑気な会話の後、今度は栄養カウンセラーとの面談。
予め書いてきた食事内容を見ながらアドバイスをくれるわけですが、ここでも、
「・・・特に問題ないわねぇ。体重が少し減ったみたいだから、もう少し食べたほうがいいかも。」


ということで、血糖値を朝イチ空腹時と、各食事の二時間後値を計ることに。
今のところ、120を超えたのは初日の一回(しかもちょっと測定失敗気味)のみで、あとはずっとクリアしています。


そして、周産期治療の専門医(Perinatologist)とのアポがあり、相方と一緒に行きました。
ハイリスクの唯一得する点として、エコー検査が普通の人より多く受けれることがあります。
何も問題なく進むと、2回程度しか見れないらしいのですが、私は既にもう4回目。
今回のこの専門医の面談に際してもエコーで、赤ちゃんの様子を確認して、
更に、今までにはなかった3Dでも赤ちゃんの様子を見せてもらえました。
全て順調、赤ちゃんも31週の標準で現在1500gだそうです。


相方の鼻を見事にもらってると、私側の家族からは絶賛の一枚(笑)

今年は暖冬で、雪も積もって無いので、夜にお散歩を始めたら、
食後2時間値が更に下がったし、食事も基本的には玄米菜食+乳製品、たまに肉・魚というゆるベジ・ゆるマクロ的な食生活です。
これも、元気な赤ちゃんとのご対面をしたいからなので、
あと残り9週ちょっと、頑張ります。