産休の申請をしてみた

アメリカの産休は短い、そもそも産前・産後という考え方もないし、
入院費用も馬鹿高いので(保険がカバーしてくれるらしいのでまだいいけど)、
普通分娩で二泊、帝王切開で4日程度で自宅に戻るという話も有名かと思います。


会社のHR担当者と、親会社の人事ヘルプデスク担当者と数回話しをした後、予定日1ヶ月前に正式な申請をしろということで、
3月末から私は準備を始めました。
送られてきた書類は、正式に申請を受理した旨の手紙と、主治医の先生と担当者に送るMedical Release Form。(治療内容の開示同意書)
まずは、これを主治医の先生に渡して、会社の担当者にも提出することから始まるそうです。


FMLAと呼ばれる、家族の介護用休暇を申請することと、出産による短期障害疾病手当(Short Term Disability)を申請することで、一般的に12週間と呼ばれる、アメリカの産休を取ることが一般的なようです。
もちろん、各会社によっては、無給休暇ながらも、6ヶ月まではそれまでと同等のポジションを保持しておくように約束してくれる会社もあるようですが、
私が働く会社は、12週がマックスらしいです。


しかも、私の場合、今の会社に入社してから1年未満のため、FMLAの適応外となるため、STDの有効期限が終わったら、無給休暇の申請をして、
会社側では、私のポジションのニーズについて一考するというプロセスを踏む(たとえ形式上だけでも、会社が私に戻ってもらった方が良いと判断する必要があるということ)必要があるようです。


これも各会社によって手順もバラバラかと思いますが、基本的にはSTDは、会社が設定している保険会社が給料の一定割合を保証する(私の場合は、サラリーの6割)ものなので、このSTD期間中は、会社の有休の時間の累積等はされません。(PTOの場合、毎週数時間ずつ有休が加算され累積されます。8時間溜まったら1日有休ということです。
また、STDを申請すると、最初の7日間が猶予期間となり、その間は有休で休んでSTDが始まるのを待たなくてはなりません。
ちなみに、STDは出産の場合、出産日が一日目となるため、出産した日(または翌日)には、会社の指定連絡先へ連絡して、出産の方法についてなどを説明して、初めて手当の適応内とされるとのことなので、出産したら、STDの申請と、有休の手続きと・・・と何だか事務的なことで結構忙しい。
その辺からも、アメリカ人の「妊娠は病気じゃない」的考え方が見え隠れします。
(いや、病気じゃないけど、だからって大変じゃないってことじゃないと思う・・・)


一応、念の為、私の上司には、「産んですぐには有休申請の手続きが難しいかもしれないので、数日後に後日付で申請してもいいか」と確認しておきました。
(うちの会社は、HRのウェブサイトに行って申請しないといけないため。)


まぁ、そんなこんなをしつつ、一応産前産後でトータル13週間(12週+無給で1週前に追加した)ということで、上司からの承認ももらったので、
一安心。あとは手続きをうまくやって、きちんとSTD時の6割のお給料分を頂ける様にしておけばOKということになりました。


あぁ上手くいくといいなぁ・・・。それに、きっと13週間なんてあっという間に過ぎちゃうんだろうなぁ・・・。