バケーションに行ってました--クルーズ編

3日間のニューオリンズ観光の後、メキシコ湾内のユカタン半島へとクルーズへ。
船の旅、初めてのメキシコ、今回の主目的は「ぐーたらする事」と「世界の七不思議の一つ、マヤ遺跡見学」でした。


クルーズ・・・アメリカ人の話にはよく出てくるんですが、どうなんでしょう?
日焼けも興味なければ、泳ぐのもちょっとね〜という、
海ではビーチボムと化す私ですが、寒い冬に暖かい所に行くということだけには反応。
今回乗った客船は、比較的ファミリー向けと呼ばれる「カーニバル・トライアンフ」という船。
2700名収容の客室に、1200名の従業員が乗る大型客船です。
(乗客2名に1名の従業員のサービスがモットー)
しかも、アメリカの会社ながら、1200名の従業員のうち、アメリカ人は12人しか居ないそうで、
100カ国から集まる、超インターナショナルな従業員達なのでした。
おかげで、いたるところからなまりのある英語が飛び交い、
普段、アメリカ人だらけ(しかも白人率高い)の生活をしている保守的なPAにいる私にとっては、
とっても居心地が良かったりする。なまってるの、私だけじゃないじゃーん。


前回、同じ会社の船に乗ったという相方のリピーターアップグレードにより、
今回は、Upper Deckのバルコニーのあるお部屋に割り当てられ、
長い長い列のチェックインを済ませて、安全確認のプレゼンを聞いた後、
部屋についたら、窓から見える水平線に
「うぉ〜〜っ」
と一気にテンションが上がりました。
レストラン、ビュッフェ、カフェ、ダイニングルーム、スパ、プール、ジャグジー、免税店に、
シアター、ギャラリー、クラブ、バーが至る所に点在する巨大な船。
海の上でも、暇な時間も無く、飲んだくれる人、踊り狂う人、食べ歩く人、泳ぎ捲くる人、
ぐーたらする人、何でもありなのが、クルーズの醍醐味なんだそうで。


所謂、All-inclusiveと呼ばれる、オール込みのクルーズのため、
3食(朝食--ビュッフェ、ランチ--ダイニングルームかビュッフェ、ディナー--ダイニングルーム、もしくは各レストランでビュッフェやアペタイザーをつまめる。ピザスタンドとカフェは24時間。)込み、アルコール類、ルームサービスは別料金。


自分の部屋のカードキーに、クレジットカードを登録するので、別途料金は全てそれにチャージされ、
基本的に、船内では現金のやり取りはゼロの為、身軽に歩き回れる。


客室も、ターンオーバーサービスもあるので、1日最低2回はお掃除して頂き、
毎晩、部屋に戻るとタオルアニマルがお出迎え。
ミントチョコレート付き。
(あぁホテル時代を思い出すわ。)


ニューオリンズで、腰が砕けそうなほど歩き回ったので(どんだけ運動不足なんだ・・・)
クルーズに入ったら、絶対にぐーたらする!と宣言していた私。
ダイニングルームに毎晩テーブルが予約されているのですが、予約の時間に行って、
メニューを渡されると、予想以上に美味しそうなメニューの数々。


その中でも、もー絶品だったのが、サーモンの前菜。

ブラックフォレストケーキ
(ダークチョコレートのケーキに、チェリー入りのクリームがはさんである。)


日替わりで、アペタイザー、アントレ、各6種類、デザート3種類、+定番メニューが4〜5品が、メニューに並ぶので、
同じダイニングルームへ行っても、飽きることも無く、またポーションアメリカの会社なのに、
丁度良い食べ切れるサイズというのもありがたい♪


私はというと・・・お休み取ったら絶対やると決めていたことを、クルーズで決行。
それは、断髪とマッサージ(笑)


ヘアサロンに予約を入れて、久々にサロンで、イギリス人のヘアスタイリストの女の子に、
腰に届きそうだった、超ロン毛の私の髪を、30cm切ってもらいましたよ〜。
シャンプーにトリートメントしてもらって、スカルプマッサージしてもらって、
もー極楽+頭が軽い〜。
ちゃんと説明も聞いてもらえたし(私のアメリカでのヘアサロン初体験は、適当にじょっきり切られて、剃髪したお姫様か、ホラー映画に出てくる日本人形かってくらいの、ぱっつん、じょっきりヘアにされたの・・トラウマ)
黒髪ストレートロングから、レイヤー入りのセミロングになりました〜。
上手な子でよかったよ〜。私のとっても多くて重たい髪の毛を一生懸命きれいにしてくれました♪

あぁ、すっきり。日ごろのストレスを髪と一緒に、とっぱらってもらった気分。


マッサージも相方と一緒に受けました〜。
本当はね、別々の方がよりリラックスできるんじゃないかとも思ったんですが、
今回の旅行をプレゼントしてくれた相方にお礼の気持ちも込めてだったんですよ。
もーーーーーー、スウェーデン式マッサージだったんですが、気持ちいい。
あぁ〜、やっぱり、自分を癒すのも健康維持には必要だよ。


船内のバーは5箇所くらいあって、いたるところでバンドが演奏してるし、
シアターでも時間ごとに、コメディアンやマジシャン、ダンサーのショーがあったり、
ビンゴがあったり、ゲームショーがあったり・・・と、とにかく盛りだくさん。
ギャラリーがオークション講座を開いて、最後の2日には実際にオークションやったり、
それらのスケジュールは、毎晩、ターンダウンの際に、部屋に翌日の予定表が届きます。
簡易版は、切り取れるので、持ち歩きにも便利。
時間ごとに、各施設でのイベントのスケジュールや、今日のビュッフェの内容などが書かれています。


客室のベッドは、「ヤバいベッド」と相方が名づけたのですが、
とーーーーっても寝心地がよく、
「ちょっと休憩」と、ご飯を食べた後、お目当てのショーの開始時間まで、
部屋に戻って休もうものなら、朝まで爆睡してしまうくらい。
あのベッド、真面目に欲しいわってくらい。
毎朝、起きて、バルコニーに出るたびに、気温がどんどん上がっていくのが解って、
「南下してるんだわ・・・・」と体感できてしまうのも嬉しい。
夏でも、夜は「寒いよう」と言っている私にとっては、驚きのこの暖かさ。
船内も、カーデガンを持って歩けば、冷房もそれほどひどくなかったし。


5日間のクルーズのうち、2日は、メキシコのプログレッソとコズメルに朝着いて、
乗客は、朝7時くらいから夕方4時まで現地を散策できます。
船内のゲストサービスで、ツアーの申し込みも出来ます。


三日目に着いたのが、プログレッソ。
マヤ遺跡の一つ、チチェン・イサの遺跡が見れる島です。
港からバスに揺られること2時間。
スパニッシュなまりの、ベテランガイドについて遺跡に到着。
朝早くて、朝食を食べ損ねた私と相方、このツアーで出たスナック(素朴なゴマ付きパンのハムとチーズのサンドイッチとお水と、ポテトのスナックにチョコレートバーという、遠足な雰囲気満載、だけど手作りっぽいのがこれまたちょっとしみじみしちゃう。)がありがたかった。
ペンシルバニアの真夏並みのお天気で、日焼けが怖いが、暑い。


そうして着いたマヤ遺跡のピラミッド。
近年の観光客のマナーの低下で、中にはもう入れなくなってしまっていたのが残念。
(遺跡に落書きするアホがいるんだそうで・・・)


船に戻って、翌朝はコズメル島へ。
ビーチアクティビティがメインの島なので、ビーチに行くと
アシカのショーや、シュノーケリング、イルカと一緒の泳いだり出来る施設が沢山あったりする。


海は本当にきれいだったし、ダウンタウンで食べたファヒータとタコスも絶品。



街に出ると、歩き回らずにはいられない相方。
運動不足を解消するという意味もあるんだけど、「あんたちょっとあそこまでは歩かないでしょう」という距離も、
平気で歩くのですが、ニューオリンズでもこのパワーウォークがあって、
腰が砕けるほど歩いたんですが、今回も、このコズメルで突然、
ダウンタウンからクルーズの船まで歩く数マイル」
ということになり、工事が多くてがたがたの歩道を歩きました・・・。


もう港が見えてきた〜というところで、
「まだ、集合時間には間に合うだろう」ということで、
ちょっと街の外れのビーチバーに立ち寄って、ビールを飲んでみた。
お客さんもまばらで、あんまり流行ってないのかな〜という感じだったけれど、
海の眺めは最高。
ビールを頼むと、「うちのフレッシュサルサ、良かったら食べてみて下さい」と、
ちょっと不慣れな英語で、お店のご主人らしき人が持ってきてくれた、トルティーヤとサルサ
これが、本当に新鮮でトマトが甘くて、ライムがさわやかで、香草がフレッシュで、
とっても美味しかった!
相方の旅行の醍醐味、それは、ぶらぶら歩きで、こういう地元の人たちがやってる隠れ家スポットを発見することだと言う。




コズメル島を離れると、そこからは、ニューオリンズへの帰路へ。
翌朝、バルコニーに出ると、寒くはないけれど、でも前日よりは明らかに、気温は下がり気味。
風もちょっと温度が下がってきてる・・・・。うぅ、こうして現実に引き戻されていくのだなぁと、
まさに体感する私。
荷造りも始めて、帰りモードに徐々になってきた・・(ブルー)


最後の夜は、ニューオリンズをテーマにしたショーをシアターで見たり、
バーからバーへ歩き回ってみたり、ダイニングで食事をしたら、ウェイターとバスボーイ達のダンスが見れたり、
と、クルーズ最後の夜を満喫。
もちろん、「ヤバいベッド」を堪能して爆睡。


その後、空港に戻り、PAまで帰ってきました。
帰ってきたら、私の車は雪に埋もれてた・・・・あぁ既に現実。
そして、家に着いたら、お留守番だったAイチ氏に、数時間恨み言を言われましたが、
元気に出迎えてもらいました。


あぁ、脳みそちゅるんちゅるん、というくらい、きれいにお洗濯できました。
次の日の日曜日に、現実に戻る準備も出来たので、あまり苦することなく現実に戻れましたが・・・・
休み、大事だよ、と改めて思った私。
すぐに自分の有休の残りと今年分を総務に確認したら、まだ結構あるみたいだし、
やっぱりちゃんと休もうと、心に決めた新年の私なのでした。