野菜をしゃっきりと仕上げる


相方がよく言うのは、
「よーきぃに作ってもらうと野菜が美味しい」(←非常に貴重な褒め言葉。普段こんなことは言わない。九州男児よりさらに上を行くほど。時々、あまりの素っ気なさに、
本当にこの人はアメリカ人なのだろうか・・・と悩む。)
だそうだ。
要は、こっちの人の考え方の中に、「野菜はしゃきっと仕上げる」ような
感覚があまり無いように思える。
なので、くたくたになったアスパラガスとかはしょっちゅうだし、
そうして食べるものと思っているのだと思う。
が、和食というか日本の調理法の中で、
「素材の美味しさ」というのは、とても重要だと思う。
アスパラガスやブロッコリーは、しゃきっと食感が残り、
緑が鮮やかになるように茹でる為、
塩を入れたお湯で、さっと茹でて水にさらして熱を取る、という作業は、
ごく当たり前に行われてることだと思う。
相方はこうした調理法に巡りあっていなかったので、
アスパラガスは、私に会うまであまり好きではなかったらしい。
今では、私も好きな野菜なので、食卓への登場回数も多い野菜の一つだ。


ということで、日本の調理法は、素材の美味しさを楽しめるという意味でも、
すばらしいと実感する今日この頃だ。