知らない人にも声をかけられて聞かれる

またとある時は、バスの中で、後ろの座席に座っていた
恐らくまだ10代後半の女の子に肩を叩かれた。
「ねぇ、日本人?」と、にこにこの彼女。
「はぁ、そうですけれど」(なんだ?この子?)
「ねぇ、この意味判る?」と、ジャージの裾を捲くって見せてくれたのが、
くるぶしにある、「端」のタトゥー。
例の「荷姿」事件以後、この手のことを聞かれるのが嫌になっている私は、
「来た〜。またか〜」と思いつつ、
「うーーーーーん、中国語と日本語、ちょっと読み方の意味違うことがあるから。」
と、また言い訳たっぷりにしつつ、
「edgeとかそういう意味で使うかなぁ。」とぼやかし気味に言うと、
「あ、そうそう、そんな感じの意味よ。ありがとう☆」
・・・ほっとした。
あぁ、もう嫌。こんなの、と思う私であった。


他は、「天使」「男」「尊」「悟」「念」「薔薇」「寿」「美」など・・・。


しかし、この人達、本当に将来後悔しないんだろうか・・・と、
人事ながら心配する私。
私には所詮関係の無いことなので、好きならば勝手にどうぞ、とも思うけれど、
お願いだから、私に読ませるのはやめて欲しい、
心拍数が恐ろしく上がる思いでどきまぎするから。