<出産記録>フライングか・・・前駆陣痛

<2012/4/17 の覚書>

3月から日本オフィスからトレーニングでいらしている素敵なPhDのお姉さまと、(大学卒業後アメリカに来て結婚→離婚後、一念発起して畑違いの心理学のマスターそしてPhDを取得して帰国して東京でクリニック立ち上げたという女性。ただただ尊敬)
アメリカ滞在中は相方不在の夜はディナーをご一緒したりしていたのですが、一時帰国に伴い中断していました。
数週間ぶりにこちらに戻ってらしたので、またディナーデートを再開。
臨月にもなるとお腹も重たいし赤ちゃんも下がってきて、今まですいすい歩き回っていたのに、
動作が見る見るあの妊婦さん特有の「ふんぞり返ったペンギンさん」歩きになったのを見て、「たった数週間で変わるものねぇ〜」と感心されたりしました。


この日は、私が産婦人科医(OBGYN)の予約があって、
午後半休を取ったので、お姉さまが中華のテイクアウトを我が家に持ってきて下さって、家でご飯を食べる事にしました。
ちなみに、産婦人科医のオフィスでは、新しい研修医といつものドクターと二人での診察で、
子宮底長37cm、内診で、子宮口が既に2-3cm開いていることも判明。
「これは結構すぐかも」(by 主治医)というので、
今後の出産プランについて再確認。
主治医からの提案は、
1.翌週月曜日までに、出産がなければ、その翌々日水曜日に陣痛を誘発させて出産させる(年齢+妊娠糖尿ボーダーというリスクを考慮して)
2.その前に出産があれば、もちろんそのまま産む。
3.予定日(30日)を超過することは避ける。

とのことでした。


その後、家に帰ると、何だかお腹と腰が重くてちょっと痛い感じがしてきたので、
昼寝をしてみたり、せっかく半休を取ったので、ぐーたら過ごしました。
寝て起きて、件のお姉さんと一緒にご飯を食べ、相方が帰ってくるまでおしゃべりしていると、
何だか生理痛の重めのような痛みが、7〜9分おきくらいに感じるようになり、
夜になると、おしるしらしき、微量の出血があったりもしたのですが、それがその日の内診による出血なのか、おしるしなのかイマイチはっきりせず、
その痛みが段々ひどくなり、5−6分おきという回数も増えて来たので、
深夜12時過ぎ、病院へ行ってみることにしました。
(痛みの間隔は、始まった時間をとりあえず書き留めていました。)


担当医のオフィスに電話を入れて、陣痛が来たので病院に向かう旨を伝え、
先週準備完了していた入院グッズのバッグを持って、
これまた先週取り付けたばかりのベビーシートをつけた私の車に乗り込み、
予定日より2週間も早いけど、でももう来てもおかしくないってドクターも丁度その日に行ってたわけだし・・・と思いつつ、病院へ向かいました。


産む病院は、産婦人科の通院時に、担当医が所属する病院(PとMから選べと言われた)から選んでオンラインで登録しておくようにと、
早い段階から指示されており、
私は、中国人の同僚が出産したというPという病院に去年の11月の段階で登録していました。
・・・が、病院に行って、私の登録は受理されていたのですが、何と私の担当医は、その病院ではお産を行わないということがここに来て判明!
何で、私が今までの通院時に、「病院決めましたか?」「はい、Pに決めました」という会話を何度と無くドクターとしていたというのに、
そのことを指摘してもらえなかったの??
大方忙しくて、ほとんど私の言ってる事も聞いてなかったんだろうけれど、これはひどい!と思いつつ、
痛みの中、私の頭の中で、「一体どういうこと?どうなるの?私は産めるの?」と一瞬パニックになる私。
でも、もう赤ちゃんは出てきたいと言ってるんだろうし、別に自分の診て貰っていたドクターに取り上げて貰わなくては!というほどの、
愛着も無かったので、赤ちゃん優先ということで、
「私のデータを取り寄せることが出来て、特にここで取り上げて貰うことに問題が無ければ、別のドクターでも構わない」
ということを告げ、とりあえず今の状況を確認してもらうことに。


結果は「偽陣痛(ブラクストン・ヒックス陣痛)」であったことが判明。子宮口も昼の段階からは変化が無かった為、
「この辺ぐるぐる回って歩いて、また戻ってくるか、今日は一回帰って、また本陣痛が来たら戻って着てもらうかになります。」
うそーーーー、この痛さで「偽」陣痛なのっ?!(とその時は思ったけれど、本物を味わった今なら、あれは偽陣痛だったなと納得)
と思ったけれど、しょうがないので、一度家に戻ることを選択。
家に着いたのが深夜2時半過ぎ。その頃には、偽陣痛は治まって来ていて(痛みの名残を感じているような感じ)とりあえず寝ることにしました。
今まで、想像の中でしかなかった出産がいきなり現実になった夜でした。
結果私にとっても、相方にはよい予行演習になりました(笑)