遠くにいてもできること

震災発生から1週間が経ち、毎日、ネットでニュースを見て、
ありがたいことに、震災後2日でライフラインは復旧した盛岡の両親に電話して状況を確認することで、
どうにか自分を保っていられた気がします。


何かできることはないのか、自分の無力さに愕然とするのですが、落ち込んでいても始まらない、
今の自分が出来ることを必死に探しています。
物資を送ることは、インフラが復旧しない今の時点では叶うことも無く、
とりあえず夫に勧められ、アメリ赤十字に募金をしたのですが、募金の重要なところは、必要なところに必要なタイミングで使われていることが大事だと思うので、何とか被災者により近い所に援助を出来る方法は無いのかと考えていました。


そんな中、ふと、弟の親友で、10年働いた大手企業を退職して、岩手県起業塾に入り、ビジネスプランが県のコンペで賞を取り、起業したという、「かなりフットワークの軽い」子のことを思い出して、Googleしてみました。
旅行関連業ということもあり、地元の町興し支援やそれにまつわるツアーを開催していると前にブログを読んでいたので、きっと彼ならば何か活動しているに違いないと思ったら、ビンゴでした。


岩手県内の起業塾メンバーを中心に、震災翌日からボランティア活動を始めていました。
もう既に、大船渡へは一度救援物資のトラックを出したようです。
公的機関では、手が届きにくい場所へも、地の利を利用して、活動しています。
岩手県は四国四県がすっぽり入るほど、県土が広い為、小さな避難所も沢山存在します。
物資が届き始めた大きなセンター以外にも、まだまだ、物資が不足している箇所もまだ多いとのことなので、
こうした地元の団体が動いてくれることは意義があることだと思います。

(義援金詐欺等が横行していると聞きますので、ご心配される方もいらっしゃると思いますが、下記のウェブサイトをご確認の上、ご判断下さい。)
Save Iwate


きっと岩手だけではなく、各県でこうした動きが起こっているのだと思います。
こうして、故郷を復興させたいと、奔走する若者達(といってももう30代後半か・・)の様子を見て、
本当に心強く感じました。
いいぞ、盛岡の若者! 岩手は地味で大人しい県民性と言われているけれど、我慢強くて、弱音をはかない静かな人たちが今も助けをひたすら待ってるんだから、一日でも早く、その人たちの必要な物を届けてあげて欲しい。