卒業式

yorkyyorky2008-12-20


長いカウントダウンの果て、遂に卒業式の日がやってまいりました。
PA、秋セメスターの卒業は12月ですから寒い。
ご多分に漏れずこの日もとても寒かったのですが、
同じく今期で卒業する台湾からの留学生Eちゃんに、
「友達が私の車を使うので、ライドを頼む!」との連絡があり、
朝7時に家を出発予定だった私。
がしかし、昨晩色々準備してたら気がつくと夜中2時過ぎで、
急いで寝た私はこの日に限って、目覚まし止めて寝過ごしました。
起きたのは6時半過ぎ(涙)
急いで準備して、車に乗り込みエンジンを掛けて出発!!!
とスタートしたところ、いきなり運転席側のドアがふわ〜っと開くではないですか!!


お隣の家の前で車を停めて、ドアを閉めるのに四苦八苦する私。
どうやら凍結によりドアが閉まらなくなった模様。
急いでて、開けた時に凍り付いてるのを無理やりこじ開けた事もすっかり忘れていた私。
うぅ・・・・・どうしよう。遅れてしまう、
と思った私は、無理やりドアを押さえつけ、無理やりロックして出発。
インジケーターには半ドアのサインが付きっ放し。
このまま私はハイウェイに乗って、100km/時以上のスピードでぶっ飛ばして行けるのか?


ハイウェイに乗るということは、信号が無いので当然車は進みっぱなし。
「どうしよう・・・・・今ここでドアがまた開いてしまったら・・・。」
という不安から、左手でドアをずっと引っ張りながら運転を続け、
何とか友達の家に到着。
その頃には実は凍結も解けていたらしく、普通に開いて、閉める事が出来ました。
ドアランプが消えた時の安堵っぷりといったら・・・・・。
おんぼろカムリ、大好きだけど・・・・こんな怖い思いは事故でおかまを掘られた時以来です(笑)


時間ぴったりに会場に到着し、ガウンを着て卒業生の席へ。
相方と義理の母、義妹夫婦、相方の友達カップルも来てくれ、
早々に見つける事が出来たので、ちらっと見ては手を振る私。


壇上に上がって卒業証書(は後から郵送されますという紙)を渡され、
学長と握手、来賓と握手しながらステージの下手に行くと、
私がこの1年半お世話になった専攻のSCMの教授が居ました。
前日に就職が決まったこともメールしていたので、教授が他の教授に向かって
「Yorky〜〜っ!この子は、就職が決まったんですよっ!」と自慢しつつ、
「おめでとう〜っ!」
とハグしてもらい、
ステージから降りて、写真を撮ってもらい席に戻る途中、
他の教授も見つけると、先生が「こっちゃ来い!」というジェスチャー
だだ〜っと走り寄って、しっかとハグ(笑)
「やったな〜頑張ったな〜っ。」
たった1年半のこの学校の生活でしたが、
こうして色んな先生方に心配してもらい、可愛がって頂きました(相撲用語の可愛がりに似た先生も居た気はしますが)




最後はもちろん、この学校独特のコール「We are」「○○(学校名)!!」で閉め括りました。


その後、観客席に居た家族達と会い、外に出ると猛烈な寒気の為、
写真撮影もそこそこに、すぐに会場近くのグリルへ行きランチして帰ってきました。


帰り道、普段はぜーんぜんそういうことを言ってくれたことの無い相方がぼそっと、
母語じゃない言葉で、ちゃんと学位を取ったって凄いことだよ。本当によく頑張ったな」
と初めて言ってくれました。
私も彼の支え無しでは、ここまで順調に進まなかったと思っていますし、本当に感謝しています。


夜は、二人で自宅でアペタイザーとフルーツをつまみつつ、
取っておきのシャンパンで乾杯しました。
去年、結婚した際にお祝いで頂いたドン・ペリニオン。
チーズは私が好きなので、ブルサンとロックフォール(ふふっ。くさい物好き)




結果、酔っ払ってしまった私。
でも最高の卒業式の夜でした〜。
あぁ、遂に、いえやっと学士・・・・。
相方の母に、「マスターは考えてるの?」と聞かれて、
「そうですね〜数年先には。」と答えたらドン引きされましたが(義母は女性はそんなに学問は必要ないというタイプなので)


でも・・・・学士レベルというのは、専攻の本当に入り口を見せてくれるだけで、
卒業したからと言って、「それでは、あなたはSCMのスペシャリストですね。」
と聞かれたら、答えは「No」です。勉強しましたとは言えるけれど、
やっぱり仕事なりで経験を積んで、更なる勉強をしないと、私はこの道のスペシャリストだ!とは言えないって思ったんです。
同じビジネスでも会計学とかファイナンスとかはまた違うと思いますが・・・。


ということで、せっかくやりたい分野が見つかったのだし、
それをもっと学べる分野で仕事をして、そしていずれもっと深めて行きたいという、
次なる目標も出来ました。


まずは就職に向けて、充電することにします。