アメフトに夢中になる男性へのマーケティング

出張から相方が帰ってきました。家に着いたのが午後1時過ぎ。
日曜の午後と言えば、NFLのメインの日。
一日三試合観倒す日です。


私はというと、ファンタジーフットボールに強制参加させられているので、
ちらちら観るものの、学校の課題があるし、
家の雑事をしなければならないので、どかっと座って一緒に観るのは、
時間があれば1試合・・・ぐらいのものです。
アメリカの男性の多くは、フットボールのシーズンになると
どこに居ようがスコアは気になるし、家にいたらテレビに張り付きになるため、
多くの女性は一緒に観るか、放っておかれることになります。
そんな女性を「フットボールウィドウ」と呼ぶそうだというのは、
ずっと前の記事にも書いたんですが、
私も、言われて見ればその一人ですね。
相方はテレビかぶり付きですから(笑)
でも、そんな悲壮感は漂ったものではありません。
私が好きなこと出来る日なので、好きにさせてもらってます。


それほどアメリカ男性が熱狂するアメリカンフットボール中継の合間に流れるCMなんですが、
多いのが
1.ビール
2.ファーストフード(ピザ屋も含む)
3.ジュエリー

なんです。


男性がメインの視聴者だというのに、ジュエリー!!
これは、宝石・貴金属類の購入者の割合が実は男性が多い→奥様・恋人にプレゼント用というデータがあるんです。
マーケティングのクラスでこの事実を知った時には、
なるほど〜と思いました。
(ちなみに我が家はほとんどそれには当てはまらないですが)

フットボール三昧の日曜日→パートナーはちょっとへそを曲げてるかもしれない
→ちょっと後ろめたい?→ジュエリーでも買ってあげて、ご機嫌取っとけばバッチリ
・・・これが企業の「戦略」です(笑)


まして、今はクリスマス商戦が始まり、
更に加速度的にこの「男性ターゲットのジュエリー広告」は増え続けます。
とある教授は、
フットボール観てて盛り上がってる時に、宝石屋のロマンチックなCMなんて見せられると腹が立つ!」
とまで言います。
でも確実に多くの男性に観られる可能性がある枠なわけですから、
宝石業界も考えたものです。


マーケティングのクラスを春のセメスターで取ると、
恐らくどのクラスでも話題になるのが、
年に一度のNFLチャンピオンが決まるSuper Bowlのコマーシャルです。
大抵、Super Bowl直後のクラスでは、新作コマーシャルの検証や、
どの会社がどのくらいの投資をしているか、
今年のトレンドなどを話し合うのが通例です。
その視聴率の異常な高さから、各社膨大な広告費(30秒で240万ドル=2.5億円!)を投入しますし、
特別なバージョンや、その年初お目見えの新作を出す事が多いので、
フットボールは興味が無くても、CMを観るのが楽しみという人もいるくらいです。


今年の私と相方のヒットはe-tradeのコマーシャル、赤ちゃんが大人並みに喋るんですが・・・


その他にもトップ10で紹介されている動画で、8位にランクされた
バドワイザーの馬とダルメシアンのスポ根も好きです。

最後のハイタッチがいい!!

それにしてもバドワイザーの製造元、アンハウザー・ブッシュは、
これが決め時とばかりに、かなりの数のCMを出しています。
それぞれターゲットが微妙に違うのが面白いです。


ということで、アメリカのフットボールファンを対象にしたマーケティングというのは本当に面白いです。


こういうフットボールの見方もあるってことで・・・。


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