やり場の無い気持ち

自分の気持ちを落ち着ける為に書いています。
私が渡米してから、ずっと仲良くしていた夫の親友の一人が、
昨日帰らぬ人になりました。


38歳の若さでした。
彼は、夫の私が来る前までのシェアメイトの一人で、
穏やかで温かい心の持ち主でした。
音楽と文学を愛する青年で、
誰もが彼を「グループで一番賢い男」と賞賛し、
だからこそ、彼が居るべきではない場所に居る事をもったいないと思っていた。
彼は自分は何かを成し遂げる事が出来るはずと思いつつ、
自分の置かれた環境から見出だしてしまった自分の弱さと葛藤し続けていた。


彼は、どんな時でも友達を大切にしていて、恩義を忘れない人でした。
たった5年の付き合いの私も、とても大事にしてもらったと思っています。
私にとってはアメリカの兄のような存在、相方にとっては、
今の家の前のアパートからずっとシェアをしてきた年上の親友です。
私がアメリカに来て、毎週末、我が家のベースメントに現れては、
ビール飲みながら、他愛の無い事を話していました。
私の拙い英語にも、全く嫌な顔もせず付き合ってくれ、
何かお祝い事があれば、絶対に忘れずにやって来てくれる。
本当に心の根っこからのいい人でした。



相方が突然、外部での打ち合わせから戻ってきて、
彼がもうこの世に居ないことを私に知らせた時、二人で抱き合って泣きました。
私は、相方が声をあげて泣くのを見たのは初めてでした。


たとえ、数ヶ月音沙汰が無くても、きっとすぐにまた会える、
そんな風に気楽に構えていた自分だったのに、
その時が、もう永遠にやって来ない事が未だに信じられません。


そして、大事な友達を失った相方の気持ちを思うと、
彼を支えてあげなければ・・・とも思います。


トーンが低くて申し訳ありません。
次の記事はきっともう少し復活できると思います。


にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ東部情報へ
ブログランキング・にほんブログ村へ