夫婦・カップルの密着度

これは、国の差というより個人差に近いですが、
それでも、この「何でもパートナー同伴」が暗黙のルールとされている社会、
確かに日本の仲良しカップルとはちょっと違います。
パーティや結婚式の呼ばれ方についても、
例え未婚のカップルの片方のみが知り合いだとしても、
「ご一緒にゲストもお連れ下さい」
と、招待する側が一言入れる場合が多いです。
(大抵、招待側は招かれる側に彼氏・彼女がいることを知ってる場合)
なので、それほど親しくない新郎・新婦の結婚式でも、
パートナーに連れられて出席なんてことがありうるわけです。
(私もまだ結婚前でも、相方の友達、いとこの結婚式には出席しました。)


相方の友人カップル(未婚)の会話を聞いてると、
まだ付き合って1年ちょっとですから、彼女の大学時代の友人で
会った事も無い人も多いのに、それでも結婚式は同伴するんですよね。
この辺が私の理解に苦しむところ。
一体、連れられて行ったパートナーは、彼女以外知らない人ばかりのパーティに行って、
楽しいのか?
私が友達の結婚式に呼ばれたら、私なら昔の友達と旧交を温めに走るだろうから、
相方には家でお留守番してて欲しいな〜と思ったり(笑)


お付き合いしてる時、ということは当然、その後別れてしまうケースもあるわけで、
現に、うちの義弟は義妹の結婚式の時に付き合っていた彼女と一緒に出席しましたが、
その後別れてしまったので、結婚式の写真にはいわゆる元カノと写っています。
もちろん結婚すれば、夫婦単位で呼ばれるようになります。
おまけに、義妹の結婚式は、相方の友人にいたるまで呼ばれました。
私の状況に置き換えれば、私が弟妹の友人を呼ぶことと同じです。
お祝いですから、皆でどーんとお祝いしようということなんだと思いますが、
考えてみれば二次会もないですから、それを合わせたと思えば納得は出来ないでも無いです。


日本だとそういうオフィシャルな場の場合、
夫婦で呼ぶのは、夫婦両方と交流がある場合か親戚である場合が多いと思います。
一度、私の妹の結婚式で帰国した際、
日本のしきたりで、当然相方は呼ばれませんでした。(まだ当時はお付き合い中)
最初、私はそれが当然と思っていたので、全然気にも留めてなかったのですが、
相方が友人に、「お前は行かないのか?」と聞かれ、
「結婚してないから、招待されなかった・・・。」
とぼやいていたのを聞いて、
改めて日米のしきたりやカップルの定義についての違いを感じました。


もっとカジュアルなホームパーティなどにも、
こちらに来て当初は、何となく義務を感じて全部出席していましたが、
最近は図太くなったのか(笑)、学校が忙しかったり、疲れていれば、
相方に一人で行ってもらうこともあります。
何しろ、夏になると、毎週末どこかかしらでBBQしてますし、
気張ったパーティじゃなくて、
本当に食べてあとはとにかく飲んでお喋りしてるだけなので、
特にイベントってわけでもないことに気づいたからなんですが(笑)


ま、アメリカに来て色々こういう小さい違いを見つけては、
カルチャーショックを受けたり、面白がったりしているわけです。