グリーンカード面接へ

そんな眠気と格闘する日々を過ごす間に迫ってきたのが、
グリーンカードの面接の日。
いよいよ、その日が数日後に迫る頃になって、
ようやく重い腰を上げて、
アポイントメントレターに書かれてある書類を改めて集め直したり、
婚姻の証拠として持参する写真などを整理したりしていました。
そこで困ったのが
「一体、どの書類を持っていけばいいのか?」
という点でした。

手紙には、
1.コピーで提出した書類の原本とそのコピー
2.未提出の書類があればそれも持参(Affidavit SupportやMedical Examination Reportなど)
3.請願者(私)が今まで法的に国内に居る事の証明書類(私の場合、F1ビザやI−20など)
4.これまでの出入国に際し使った書類(Advanced ParoleやF1ビザ)
5.結婚が本物である証明書類(賃貸契約書、銀行の共同口座、光熱費請求書、写真など)

とあったのですが、2、3については既に提出済みで、4は渡航許可書を持っていけばよいので、
問題なかったのですが、問題は1のコピーを提出した書類の原本とそのコピー

コピーを提出したにも関わらず、またコピー??
これはほとんど、「移民局が、私の提出した書類を無くした場合の保険」
のようなもので、紙がもったいないな〜森が泣いてるよと思いつつ、
原本とコピーのフォルダーを作りました。
というのも、こればっかりは各ケースによって、面接官によって、
求められる書類が恐らく異なる為、
問い合わせたところで、手紙に書いてあることしか答えて貰えないだろうと思ったからです。
確固としたガイドラインがありそうで無い、これがアメリカのお役所です(笑)


5の結婚が本物であるという証明については、
私と相方は未だ銀行口座のジョイントアカウントを作っていない為、
1.現住の家のリースの契約書(コピー既に送付済み)
2.家族契約にしている携帯電話の請求書
3.車の登録証(相方名義)と車の保険の証書(私が支払人)(すぐ判るように、車の登録ナンバーをハイライトした物)
4.写真(ラスベガスと日本、両方の挙式の物と、プライベートな物)

以上の物を用意しました。


そしていよいよ面接当日。
予約時間は10時半だった為、朝9時に出発。
多少混んでいたものの、無事予約10分前に移民局到着。
セキュリティーチェックを通って、
3階に通されると病院の待合室のような部屋があり、
そこで、どうやら同じ時間に予約と思われるカップル数組が、
ぱらぱらと座っていました。
フィラデルフィアの移民局は混んでいるので有名。行列に並ぶのを覚悟」
と聞いていたので、拍子抜けするくらい空いていて驚きました。
受付で、アポイントメントレターを提出して待つこと25分。
私の名前が呼ばれて、
オフィサーの部屋に通されました。
感じの良い女性のオフィサーで、机の前で右手を挙げて
「真実を話します」と宣誓して面接へ。


ネットで色々読んだ通り、最初に私に基本情報の確認がされました。
これが、矢継ぎ早に質問がぽんぽん出され、
アメリカにお住まいの方で、GSNの「Weakest Link」という番組をご存知の方がいたら、
それを想像して頂けるとわかりやすいかも。)
「質問」「答え」「質問」「答え」のキャッチボールが続きました。
一通り終わると、次にI-485のyes/no questionから数問。
(・・・既にクイズ番組に出ているような気持ち)
答えは全て「no」だったので、これも早い。
面接官が気に留めて話した話題は、
・学校での専攻(その後F1ビザを確認。今年の10月まで有効)
・ここ4年間での学校生活の変遷を説明(I−20提出済みなので、その確認)
唯一のコメントが
「ふぅん、それじゃ、この4年半はF1のステイタスを維持して国内に居たというわけね。」
「はい、そうなんです。でも次のセメスターで卒業です♪(笑顔)」


その後、相方に質問は移り
「出会いと今までに至る経緯は?」
というので、説明したら
「それでは、結婚を証明する書類を見せて下さい」
と言われて、
上記の書類と写真を見せました。
日本から届いたばかりの、挙式の時の写真屋さんから届いた記念写真が、
大きいのでそれにまずびっくりしていたようですが、
色内掛と白無垢、集合写真を見て、
「へえ、二種類も違う着物を着るのは日本の風習?」
とか、「アメリカ人でも着物って違和感ないのね〜」
と、相方の両親を見て言ったり
その他、スナップ写真などを見せて、どれが誰かを説明しました。
その後、「このうち数枚証拠として欲しいんだけど」
と言われたので、スナップから二枚
二人だけの物と、家族一緒の写真を提出しました。
どちらも日本での挙式の物だったので、
相方が「ラスベガスのは不要ですか?」
と聞いてみると、
アメリカ国内のは、結婚証明書で証明されてるから・・・。」
と言われ、
「・・・私からは以上です。これからもう一度見直しをして1ヶ月後にはカードが届くと思いますんで・・・ご質問は?」


いきなりの終了モードに内心「嘘っ。マジで?」
と思いつつ、
「I−94(出国記録)はどうしたらいいでしょう?」
と聞くと
「次からはグリーンカードで出入りするんだから要らないわね。私が頂きます。」
と言って、剥がして、書類にホチキスで留めていました。


笑顔で面接官の部屋を出たのは、わずか20分後でした。


結局、
原本確認された書類
1.パスポート
2.F1ビザ
3.車の保険書類と登録証
4.電話のビル

コピーを提出した物
上記の3と4


だけでした。
戸籍謄本や出生証明書の原本も全く確認もされなかったです。
ただ、今回は私たちはとても明るくていい面接官に会っただけで、
厳しい人も居るかもしれないので、
他の方も書かれている通り、可能な物は揃えて行くにこしたことはないかもしれませんが、
多分、面接のアポイントメントレターの感じだと、
最初の書類提出の段階で、書類が抜けている人が多いのだと思います。
書類作成の段階でかなりの部分を網羅しておくと、
多分面接はかなり楽になるように思えました。


その後、チャイナタウンでお昼を食べて、
家に戻ると、既に移民局のCrisからメールが来ていて
「Card Production Ordered」(カードの作成依頼をしました)
というメッセージが入ってました。
どうやら、この後ちゃんと処理されれば、
1ヶ月以内に、グリーンカードが手元に来るようです!
次は、「Welcome Notice」というのが来る予定・・・。


恒例のタイムライン
03/31/08 Sent I-130,485,765,131 to Chicago by UPS (永住権請願、申請書類発送)

04/01/08 USCIS Received (移民局、請願・申請書類を受領)

04/08/08 Received Notice Of Action--I-485, I-131,I-130(各書類の受領書到着)

04/09/08 Received Notice Of Action--I-765(労働許可書申請書の受領書到着)

04/15/08 Received ASC Appointment Notice Biometrics (指紋採取の予約書到着)

04/22/08 Biometrics at York ASC (指紋採取・写真撮影)

04/28/08 Received the request for Initial Evidence(I-485)(追加書類請求)

04/28/08 Sent Initial Evidence to USCIS in Missouri(追加書類発送)

05/05/08 USCIS received initial evidence and resumes the procedure.

     (追加書類受領通知と処理開始のお知らせ)

06/04/08 Received Email of EAD card production order
(労働許可書作成段階の通知)

06/04/08 Received Email of Approval Notice for I-131 sent
渡航許可書発送の通知)

06/10/08 Received Advance Parole (渡航許可書到着)

06/11/08 Received Email of EAD approved and Sent Notice (労働許可書申請受理発送の通知)

06/13/08 Received EAD Card (労働許可書到着)

06/20/08 Received NOA for Initial Interview in Philadelphia on Aug 13,2008.(面接の予約通知)

08/13/2008 Interview for I-485 in Philadelphia.(面接)

08/13/2008 Received Email of Card Production Ordered Notice.
(グリーンカード作成依頼済みの通知)