挙式は、純日本風で

盛岡八幡宮の神主さん


遠目なので顔は見えないと思いますが、相方と私(笑)

今回の相方一行の日本へ来た一番の目的は、
私と相方の「二度目」の結婚式を、私の地元で行う為で、
「俺はサムライになるっ(鼻息)」という相方の強い希望により、
神式ですることになった。
神社は、お宮参りも七五三もした場所でいわば私の成長を見届けていただいた神社。
実は、私が先に日本に帰った理由の一つは、
この結婚式の準備をする為でもあり、時差ぼけから立ち直ったら、
ひたすらパソコンに向かって、式の後に予定している食事会の席順表や二人の紹介文を作ったり、
一行の旅程をアップデートしたり、行く場所のリサーチをしたり・・・。
何が面倒って、わかっちゃいたけれど、これらを全て「日・英」二代わり作るか、
両方入れた物を作らなくちゃいけないので、手間も1.5倍くらいかかってしまい、
その合間を縫って、自分の衣装・かつら合わせや、
ブライダルシェービングなんぞにでかけなければならなかったので、
実はあんまりゆっくりしている暇はなかった。


一行が到着してからは、案内などに追われてそういう準備に時間を掛けられないと判っていたので、
余計に忙しく、担当の美容師さんには
「新婦様、お忙しいでしょうけれど、とにかく前日はたっぷり寝て下さいっ!」
と言われていたにも拘らず、
結局、ダイエットもお肌のお手入れも全然捗らないまま、
挙式当日を迎えてしまった。


それでも、そこはやっぱりプロの腕。
アメリカに居て、日焼け止めをもろともしない強い日差しで、
しっかり日焼してしまった私を、
どうにかお嫁さんらしくして頂いて、何とか色内掛と白無垢で写真撮影。
色内掛が非常に重く、その後に着た白無垢が楽に感じてしまうくらいだったが、
これも良い思い出(笑)


相方が、意外にも紋付袴が似合っていたのには驚いたが、
相方の両親も初めての着物に戸惑いながらも、とっても素敵に着こなしていた。
式場へは、外を通って神殿に進むという演出だった為、
私と相方には、きちんとお直衣を着た傘持ちに後ろから傘を差しかけてもらいながら、
巫女さんを先頭に、出席者皆で列を作り
神殿までの道のりを歩いた。


式自体は、30分程度で滞りなく済み、
夏の式で暑いと思っていたけれど、一番重い物を着ている私が、
何故か一番楽だったみたいで、顔にも汗も流れず、
(着物を脱いだら身体には多少かいていたけれど)
暑いという感覚は実は全く無かった。
他の家族達は、かなり暑かったらしいのだが・・・。
久しぶりに着た着物は新鮮で、気持ちも引き締まるし気持ちよかった。


その後、着物は脱いで普通のワンピースで食事会。
ごくごく身内と、親しい友人のみという小さな会だったので、
特に大きな事はあまり決めずに、両家と新郎・新婦挨拶程度で、
後は、出席者の皆さんには、マイクを回して一言自己紹介という形で、
ご協力いただいた。
今回は、私も色々挨拶したりでテーブルに居られなかったりする為、
通訳を一人、私が以前教わった先生を通じてお願いしたのだが、
外国人5人を相手に、本当に頑張って頂いた。
こうして私は色々な方々に助けられながら、
何とか「日米両家の顔合わせ」を果たす事が出来たのである。
私がどんな人達に囲まれて生きてきたのか、
私がこれからどんな人達と異国での人生を歩むのか、
それを知って貰える良い機会だったと思う。