珍道中・・・でも一応実家到着

遂に日本に到着しました!
今回私は相方を置いて、10日ほど先に帰国することになっており、
(相方とその両親、友人は後から合流)
私一人のフライトだったのですが、
空港にお見送りに来てくれたお友達、そして私の帰国中に急遽母国に帰ることになってしまい、
私も帰国準備で忙しく、結局時間を取れずに会えずじまいになりそうだった、
友人も連れてきてくれ、
朝一番で、嬉しいサプライズがありました。


家を出るとき、相方にはあと10日ちょっとで会えるので
「仕事頑張ってね」(彼は来日前に片付けなくちゃいけない仕事が山積み)
と励まして居たのですが、問題は我が家の息子とも言える
シャム猫のAイチ様でした。
何しろ、私がほぼ8割以上を面倒見ていることもあり、
相方がちゃんと餌や水を忘れずに世話してくれるのか、
ネコトイレの掃除をしてくれるのか?
そして、相方が来日した後は友達に様子見をお願いしているものの、
私と相方にしかなついていないのに、一人いえ一匹寂しく過ごすのではないかと、
思うと、ブルーな気持ちでした。
一応、することリストを作って置いてきたのですが
(庭の花の水やりも一緒に)
それが一番の不安だったりします。


日本に帰るというのは、ずっと決めていたことなのですが、
様々な事をまず片付けることが先決で、
実は、当日になっても私は
「本当に日本に帰るんだろうか」
という信じられない気持ちが強くて、
実感も全くといっていいほど実はありませんでした。


そんな不安なブルーな気持ちで運転して空港に着いたので、
私の為に空港に見送りに来てくれた友人が、
会えないと思っていたもう一人の友人を連れてきてくれた時には、
そのブルーな気持ちを吹き飛ばしてくれるくらい驚きました。
今回帰る友人は、前のコミカレ時代からの付き合いで、
今通う大学も一緒でした。
お互い留学生同士だからこそ共有しあえる不安も喜びも
色々分かち合って来たわけで、今回の突然の彼女の決断で、
私の帰国も重なって「もしかしたら一生会えないかもしれない」
(いや、生きていればきっとどこかで会える気はしてるけれど)
と思ったら、本当に感激でした。


そして、そんな素敵なお友達に見送られ、
私は飛行機に乗ったわけです。
フライトはとても順調で、途中大揺れにはあったものの、
総て定刻通りでした。
実感が持てずにいた私は興奮も無く、淡々とした道中だったのですが、
成田に着いて、のどが渇いたので「おーい○茶」のペットボトルを買った瞬間、
じわーんと、「あぁ、あたし日本に居るんだわ」という
気持ちに初めてなりました。
アメリカでも最近は、たまに見かけるようになった
伊藤園のお茶なのに・・・・。
濃い味のお茶は本当に美味しかったです。


そして、今回私は初めて「外国人配偶者」の立場で、
「Japan Rail Pass」という物を購入したので、
それを発券してもらいに、みどりの窓口へ。
このパスは、日本の観光客誘致の一環で、
JR乗り放題の周遊パスなのですが、
新幹線も使えるので、国内を色々見て歩きたい人たちには、
お得なプランなのです。
私はまだ永住権申請中の身なので、結婚証明書を持参しました。
購入手続きは、外国滞在中にしなくてはならないので、
その支払い済みクーポンを持って行き、
パスに引き替えて貰うようになっています。
7日間、14日間、21日間という種類があり、
その間は乗り放題(例外ちょっとあり)になるわけです。
私は今回は、相方一行を京都と東京に連れて行く時に使おうと考え、
(自分が実家に帰る分だけ自腹)
7日間のパスにしました。


その後、予定していた時間より総てがスムーズに済んだので
一本早い成田エクスプレスに乗って東京に出ることにしました。
私の頭の中は、「東京で美味しい物を食べて新幹線では爆睡。気がついたら地元に到着」
と、当初の予定を少し切り替えて一路マイスイート実家へ!と思った訳ですが、
そうは問屋が卸してはくれなかったのです・・・。
今まで順調だった道のりが、「成田エクスプレス途中で運転見合わせ」
という事態によって、私は在来に乗り換え、
快速も、アクシデントにより各駅扱いとなり東京駅には新幹線1時間前到着の予定が、
東京駅内を、ひたすら突っ走る羽目になってしまいました(涙)


突然止まった成田エクスプレス内で、
私と通路を挟んで隣側に座っていたアジア人の女の子が、
「回送になったので乗客に降りる指示を出すアナウンス」を聞き取れず、
半泣きしそうな顔で、
「・・・すみません、聞き取れません・・・」
と、言うのを聞いて、英語で話しかけると英語は流暢だったので、
事情を説明して、
ホーム向こう側の在来線に彼女の荷物を運ぶのを手伝い、
結局一緒に東京まで向かうことにしました。
彼女は、UC-Berkleyの学生さんで香港出身の女の子でした。
若いのにとてもしっかりしていて感じの良い子だったので、
お互い東京まで行き着けるのかという不安もあったのですが、
色々お喋りしながら道中を過ごしました。
何とか無事東京まで辿り着き、私は新幹線へ、
彼女は目的地までの在来線に乗り換えということで、
慌ただしく別れたのですが、無事彼女がお友達の家に着くことを祈りながら、
新幹線ホームへと疾走したのでした。
何とか予定の新幹線にも乗れて、ほっと一息を着いたら、
何だか旅行での思わぬハプニングで遭遇したその女の子との、
1時間強のお喋りは、もう既に私の旅行の特筆すべき一コマになっていることに
気づき、それまでの不安や心配よりも「ワクワク」の方が強くなりました。


結局、新幹線のお弁当も売り切れていて
美味しい物を食べられずに新幹線内を過ごした私は、
着いた早々、迎えに来てくれた母と共に
いきなり「深夜のラーメン屋で担々麺と餃子」という、
ジャンクな暴挙に出てしまいました。
美味しかった〜ということで、私の日本滞在は、
このようにして始まりました。
実家での様子はまた明日、色々実況してみたいと思っています。