姉、妹の突っ込みに凹む

英語というのは、もちろん簡潔な言い回しもあるのですが、
どっちかというと、「サービス?」というくらい、
一つの事柄を事細かに説明することを要求されることも多い言葉です。
主語についてもいちいち「私が」「あなたが」「彼が」・・・
と明確にする必要がありますし、
その癖がついたのか、妹に久しぶりに会った時にぼそっと、
「おねえ、話し方変わったよね。」
と言われて、かなり凹みました。
と言っても、実はこれ1年前に母と叔母と一緒に遊びに来てくれた時の
出来事なんですが・・・。
未だに引きずってるとかではなくて、
そこで初めて自覚して、意識するようになったということです。


母語が不自由になるのでは?というのは、
異国に居る者の不安の一つでもあると思うのです。
(私だけ??)
それは、例えばそれは、英語交じりのルー大柴調の日本語なのではないのですが、
確かに、外国語にどっぷり嵌った生活をしていると、
「あ〜、あ〜、あれっ、あれよっ
あれ、日本語で何て言うんだっけ?」
という、ちょっとボケが入ったコントのおじいさん役のようなことが、
本当にあるんです。
英語でインプットされた情報は尚更、日本語に訳しづらかったりもします。
(例えば、ハイウェイの番号。かっこつけてるんじゃなくと、
英語読みでインプットされてると、日本語にしづらい。)


私の凹んだ話はさておき、
この英語での「事細かな説明」に慣れてしまうと、
日本語でも確かに主語をはっきりさせたり、
日本語で言うところの「暗黙の了解」のうやむやっとしたところを、
全てはっきりさせてしまう私がいたりするわけです。
妹に指摘されたところによると、
「おねえは、いちいち「誰が」「何を」「どうした」(第3文型)を、
はっきり言うようになった。」
だそうです・・・。


うぇ〜ん。アメリカに来たら自分が日本人であることを特に強く意識するようになった反面、
話し方がちょっと変になってきているなんてっ!
日本に居る頃より、日本人ぽいなんて思ってたのは
実は自分だけだったのでは?


今年、3年ぶりに日本に帰るのですが、
むっちりしていることもさることながら(日本の女の子は華奢だな〜と帰る度思う)
自分がルー大柴調になってしまうのでは?ということの方が怖いです。
最近、デジタルケーブルで放映されているG4で
唯一接している日本語テレビが「サスケ」「Kunoichi」「筋肉番付」で、
スポーツ実況系のアナウンサーばかりなので、
古館調の「稲妻のように駆け巡る」だの「鋼のような肉体」
などという、どうでもいい冗長な言い回しばっかりだしなぁ・・・。
(あ・・・言ってる側からまた長文・・・・失礼しました。)