相方がシェフになる日(そして私は黒子な助手に・・・)

我が家の相方は、普段は「冷凍食品」「サンドイッチ」「缶詰・瓶詰め系」「手作りピザ」
が得意(笑)なのですが、月に一回くらい凝った物を作りたがります。
一昼夜かけてクロックポット(電気調理鍋)で煮込むチリなどですが、
凝りまくるだけあって美味しいです。
(日本男児Danchu系のカレーと似てます。)
でも何が困るかというと、冷蔵庫の中を全然把握していない為、
買い置きがある野菜とか、前回買ったのが残っているスパイスなどを、
改めて買ってくることが多いのと、
洗い物でシンクが山になっている(食洗機があるというのに!)こと。


うちの相方は典型的男脳の人で、
二つのことを同時に出来ないんですよね・・・。
仕事しながら電話は出来るくせに、極端な例ですと、
洗濯機に洗濯物を放り込んでる最中に、話しかけると、
返事が、洗濯機のスイッチ入れた後に
「・・・んで、何だって?」
あんたは、たかだか服を入れるとか洗剤を入れるという動作しながら、
人の話を聞けないのか?
と、驚きました・・・。


料理中も野菜切りながら話せないとか、
煮込んでる間に、汚れた器具を洗っておくとか・・・。
野菜切りながら、切り終わる時間を逆算してフライパンあっためるとか、
レンジで一つの物チンしながら、ドレッシング混ぜるとか・・・
そういうのも苦手、というかしようとも思わないらしく、
一緒に台所に立つと、最初はかなりイラつきましたし、
普段かなり頭が切れる人なだけに、
ふざけているのか、それとも人の話を聞く気が無いのか悩みました(笑)
本当に出来ないということに気づいてからは、心行くまで自分のやりたいように、
やって頂いてます・・・。

彼が料理が出来るようになることは、私としてもありがたいので、
誉めて、なるべくその辺は目をつぶるようにしています(苦笑)
前にも紹介した漫画家の小栗左緒里さんも同じ野望をお持ちらしく、
ご主人のトニーさんにカレーを作ってもらった時のエピソードは、
まさに私の心境そのままです。

ダーリンは外国人(2)

ダーリンは外国人(2)


今回は母の日に、彼の実家に行ってBBQをすることになっていたので、
前日、スーパーに一緒に買い物に行き、
何気に、野菜を手に取る彼を見て「あ、それ、家にあるよ〜」
スパイスの瓶を取り上げると、「この前のまだあるよ〜」
と、密かに囁いて、無事無駄な買い物をせずに帰って来る事に成功!
指図をされるのが嫌いな「俺様」な人ですので、
以前なら、「うるさいっ!」と言われているところですが、
その辺のさじ加減をようやく覚えてきたところです。


今回は、エビのマリネの串焼きだったのですが、
私は「いい助手」に徹しておりました。
エビの殻剥きをしてあげて、「シェフ」に仕上げて頂き、
洗い物は、「シェフ」が使い終わった先から洗い上げ・・・
ドレッシングが分離して困っている「シェフ」に、
そっとハンドミキサーを差し出し・・・・
最後の方は、何だか黒子のようになってましたが、
それもこれも、
「シェフのプライドを保つ事で、今まで以上に料理するようになって欲しい」
という妻の密かな「野望」(笑)だったりします。


そんなこんなで出来たエビは、家族にも好評で、
相方も、グリルを仕切ってまたまた上機嫌。
「いいぞ〜、もっと誉めて〜っ!」
と心の中で盛り上げる妻の私なのでした・・・。
そして妻の野望はというと、彼の実家から夕方帰ってきて、
「お腹が空いた」というので、
スパゲッティーミートボールを作って食べました。
作ったのはもちろん、「私」です!
(・・・私の野望実現はまだまだ先・・・)