グリーンカード申請用健康診断書ゲット

びびりドライバーの私には、
これが一番の難関だったかもしれない、
「健康診断書(I-693)」
遂に、ゲットいたしました!!


前にも書いたが、とにかく一回で済ませたいという思いで、
自宅の近くの病院で済ませられる検査や予防接種を済ませ、
月曜に予約の電話を入れた。


余談だが、日本語でなら長電話する私だが、
英語になると電話が嫌いである。
4年も暮らしてれば、何とかコミュニケーション出来るのも
わかっちゃいるのだが、
なるべく電話しない選択をしていた為、
(メールやオンラインで問い合わせ出来ることは、そちらで済ませていた)
いちいち電話をしなくちゃいけない件が発生するたびに、
携帯片手にじーーーーーっとしばらく固まってしまうのだ。
でも、もう学生生活も残りわずか、
就職するってのに、電話恐怖症とも言ってられず、
今年は、「頑張って」電話をかける、という、
ささやかな目標を立ててたりする。


そんなナーバスな状態で、電話をして
今手持ちの情報を話し、クリニックに行く前に、
FAXして事前に確認してもらい
(現金しか受け付けないとのことで、概算費用を出してもらった)
そして約束の水曜日を迎えた。


相方からカーナビを借りて、どきどきしながら運転していくと、
このカーナビって、すごいということに気がついた。
というのも、「次の出口まで何マイル。出口は右」とか、
その程度のことを教えてくれるのかと思ったら、
何と「右のレーンで進んでください」「次の分岐点を過ぎたら、左レーンで」
などと、ハイウェイのどのレーンに居ればいいのかまで、
教えてくれるのである。
まさに、不慣れなドライバーの私の為にあるようなものではないか!
次のお給料で、私はこれをゲットして行動範囲を広げる!
と相方に宣言したのは言うまでも無い。


カーナビのおかげで、びびることなくクリニックについた私。
我が家からざっと50マイルちょっと離れた場所である。
アメリカ運転歴4年になるのに、未だに日本の初心者マークを
お守り代わりに付けてる(もちろんその意味を知る人は少ないのだが)
私にしちゃ結構な冒険距離である。


さて、クリニックでとりあえず準備した書類を見せると、
結核の予防接種後の陽転の記録、無いのよね。」
そうなのである。よく見ると、母子手帳の英訳には、
「2歳時にツベルクリン反応で陰性を示したのでBCG接種」
の記録までで、その後の陽性反応は書かれていなかったのである。
ちなみに、小学校の毎年のツベルクリンはきっかりはっきり陽性だったのだが・・・。
しょうがないので、ここでツベルクリンを接種して、2日後に再来院ということになった。
検診費用150ドルの予定が20ドル、ここでアップ。
そして、更に
「Chicken Poxやった?」と聞かれ、
一瞬、これが「風疹」のことだったか「水疱瘡」のことだったか、
忘れてしまい、
「あぁ、やったと思います。」と曖昧な返事をしてしまった為に、
「じゃぁ、自信、無いのね?」(先生)
「いや、やりました。」(私)
「でも、確信はないと。」(先生)
「・・・・。(どっちだ?どっちだっけ?水疱瘡なら確実にやったのに!)」
先生の押しに負け、次のツベルクリンの反応チェックの時に、
水疱瘡の予防接種も受ける事になった・・・+120ドル。
その後、すごーく簡単な健康診断。
聴診器当てられて、舌出して見せたのだが、
その後、在米4年半、久しぶりのカルチャーショックが・・・。
先生はアジア系の女性だったのだが、
「パンツ脱いで」と言われて驚く私。
ジーンズのことだと思って、ジーンズをももくらいまで下げたら、
「あ、パンツも下げて」
・・・・・今まで30数年生きてきて、初めてのことで驚いた。
言われるまま、ちょろっとパンツを下げたら、
2秒で「はい、いいですよ〜」
その時の私の心境は、
「え〜〜〜〜っ。一体それで何が判ったって言うの〜?????」
たとえ女性の前とは言え、ぺロッとお尻をさらしてしまった私・・・。
(後からナーシング(看護学)専攻で、同じ先生を受診したことがある子に聞いたら、
「多分、あざとか傷とかが無いかを調べたんだと思う」とのこと。
うーーん難解ですわ)


看護婦さんに待たされ、ツベルクリンを受ける段になって、
ようやく、Chiken poxとは水疱瘡の事だと思い出した私は、
「あの〜、私、病気の名前で混乱してしまってさっき先生に自信が無いと言ったんですが
私が10歳の時にかかったのがChicken Poxでした。
それでも予防接種受けなくちゃいけませんかね。」
と聞いてみたら、
「次の時に先生に聞いてみて。」
と言われて、結局帰らされた。


翌々日、tutorの仕事を早めに切り上げて、
また50マイル先のクリニックへ。
ツベルクリンはしっかり陽性だったのだが、
事前に、学校に転校する時に取ったまだ有効のレントゲン検査の結果を
提出していたにも関わらず、
またレントゲンを受けに行かされそうになり、
「あの〜、私が提出したのじゃ駄目ですか?」
と聞くと、後から
「あぁ、そうね〜もらってたわね〜。」
・・・ろくに見てもいないんだな〜。


その後、今度は水疱瘡の予防接種について先生に、
「私、病気の名前で混乱しちゃってたんですが、10歳の時にかかりました。」
と話すと
「一回、曖昧な事言われちゃうと、こちらも信用できないし、
何なら抗体検査してもいいけれど、+350ドルよ。どうする?」
一応、お金が惜しくて(要らないことには払いたくないけれど)ごまかしてるんじゃなくて、
本当に私の英語力の問題だと言っても、
「でもね〜。居るのよ。かかったって言えばお金払わなくて済むからって
嘘つく人とかもいるのよ。」
結局、信じてはもらえず、
「じゃぁ、もう抗体があるかもしれない身体に予防接種しても
身体には影響ないんでしょうか?」
と聞くと、「私はそんな危ない事はしないわよ。大丈夫!」
と言われ、結局、水疱瘡の予防接種を受けることにした。


そんなこんながあり、やっと封をされたI-693を無事ゲットしたのである。
私用のコピーも一部もらったのだが、どうやら何とかなったらしい。
最後に、「もしかしたら結核の陽性反応のことについて、Department of Healthから電話が入るかもしれないけれど、その時は、ちゃんとBCG接種したって説明してね。」
と言われた。
いや〜電話嫌いなのに〜とも言ってられないので、
それまでに、電話恐怖症を克服せねば!と
新たな誓いを立てた私である・・・。