テストの結果

春休み明けは、休み前に受けたテストの結果が返って来る時期でもある。
ということで、私もご多分に漏れず、
テストがちらほら返ってきた。
相変わらず、間抜けな「ぽか」ミスをしては、
点数を引かれたりしてがっかりするのは毎度のことなのだが、
(おいっ、いいのかっ?)
一つ、休み前に一度返ってきた答案で、
なんと「マークシートの回答ずれ」という、
超初歩的なミスをして、恐ろしい点数を見たというのがあった。
先生に、「すみません・・・・実は・・・。」
と自分の恥をさらして、自分の間違いを言いに行くと、
「いいわよ、ちょっとどの答えマークしたか言ってみて!」
と答え合わせをして下さった。
すると何と24点上乗せになった。
「これからは気をつけるのよっ!」
と先生に注意され、
「はい、今後こんなミスはしないようにします。」
と約束して出てきた私である。


そのテストの最終的な結果が返って来て、
(追加クレジットの宿題などがあったので、それを加算された点数)
ちゃんとAを貰えていた。
良かった・・・・恥を忍んで言いに行って・・・。


火曜日に返ってきた「倉庫管理システム」のクラス(かなりチャレンジ)の
テストも、一応平均点を上回ったのでほっとしたところ。
この教授のクラスは、テストの平均点がいつも低く、
70点越えた事は見た事が無い。
実はこのクラスも、答案が返された時、
物凄い低い点数が書かれてあったのである。
「何〜っ?!ひどい、ひどすぎるわっ」
と、恐る恐る表紙を開けると、そこには見知らぬ筆跡が・・。
そう、教授は他のクラスメートのと間違えて渡したのである。
改めて自分の答案をもらったら、まぁましという点数で、
しょうがないな、この教授は厳しいからと、
自分を慰めることくらいは出来た。


で、その最初に渡されたひどい点数の答案の持ち主は、
私の後ろの席の、コミカレ時代から知る韓国人のクラスメートだったのだが、
(彼は、ちょっと失礼な男である。詳しくは過去の日記の「日本語を教えたらとんでもない事に・・・」をご覧下さい)
彼は、私と時を同じくして今の州立大に編入して来て、
しかもメジャーも一緒という、
付き合いたくないけれどご縁はあるって人である。
ちなみに今期も2つ一緒のクラスがあるのだが、
彼は「Dean's Listからは絶対に漏れたくない!」
という、非常に志の高いことを言っている人なので、
今回のテストの点数はかなり納得いかなかったらしい。


得てして、私もよくやってしまいそうになるのだが、
こういう悪い点数を取ると3つのパターンが予想される。
1.勉強が足りなかったと悔やみ落ち込む。
2.授業が悪い、テストの内容がフェアじゃない、と教授を責める。
3.何も言わずにクラスをドロップする。


件の彼は、2であった。
彼曰く、
「俺、あの問題とこの問題で、ここ書かなかっただけで30点も引かれた。
ひどいグレードの付け方だっ。俺、今受ければ、A取る自信あるよっ!」
・・・誰だって、問題が判ってればもっといい点取れるだろうし、
彼が書かなかった場所は、問題の本質の部分で、
クラスで誰もそこは点を取れなかったって、先生も言ってたのである。
点数ひどくてイライラしてるんだろうな〜とは思ったが、
どうもその文句の付け所が変なので、
ただの言いがかりに聞こえてしまったりして。
そう言えば、コミカレのtutoringに来た時も、
出来ない事があるのに、「判ってるんだけど、でもこの問題が判らない」
とか、妙に「謙虚さに欠ける男」だったのを思い出した。


何だかこの彼は、思えば前にも「ん?」と思ったことがある。
先生に取り入ろうと言うか、仲良くなってなんぼ、
みたいな雰囲気があって、
誰かが教授とちょろっと仲が良さげだったりすると、
途端に顔色を変えて、取り乱したりするのである(笑)


今回のこの倉庫管理の教授は、
私も彼も前のセメスターの供給管理マネジメントの基本クラスで
受けた先生で、私がこのメジャーを選ぶきっかけになった先生なのだが、
確かにテストは厳しい、でもちゃんと授業でやったことが出るので、
決してフェアじゃないということは無い。
私も今回、大していい点数じゃなかったけれど、
でもしょうがないや、私の目の付け所が悪かったというか、
テストのおさらいをした時も、
「そこかーっ!そこがそう来たのか〜っ。なんで気がつかなかったんだ私!」
という自分を責める事はあっても、フェアじゃないとは思わなかった。
テストって、先生と生徒の探りあい見たいな事があると思うからだ。
もちろん、授業で全然やってない事が出たら、
それは無いだろうとは思うと思うけれど。
彼は、テストのおさらいの後、
先生の所に抗議しに行ったらしい。


今日の授業の後、先生がぼそっと、
私ともう一人の生徒に「僕のテストフェアじゃなかったかなぁ・・・。」
と言ったのでちょっとびっくりした。
「いや、フェアでしたよ。点数取れなかった部分は、
私が見落としてた部分だったし。」
とフォローしておいた。


色んな生徒が居るので、こういうこともあるんだが、
件の韓国人の彼は、とにかくAが欲しいらしい。
でも、勉強の仕方を見直すとか、そういう方向に向かない限り、
彼はDean's Listに載ることを目指していても、
出来ない君のままのような気がする。