念入りな健康診断前の準備について

永住権申請にはほーんと色々と面倒な事が多いのだが、
先週の金曜日に血液検査を受けてきた。
HIVとか梅毒とかの検査らしいのだけれど、
35を過ぎた私は、ついでにコレステロールや血糖値なども
チェックしてもらうことにした。


この血液検査の他には、各種予防接種や主な病気の履歴、
TB(結核)検査で陽性が出ると胸部レントゲン診断が
義務付けられている。
アメリカでは、抗体をつけて陽転させるという方法が受け入れられておらず、
アジアではBCG摂取がごく一般的の為、
ほとんどのアジア人はツベルクリン検査をすると見事に
「ポジティブ反応」(つまり陽性)を示す。
ここで、アメリカ人は
「何?!陽性だと!結核菌保持者だ!」
と驚くわけだ。
言って見れば当たり前の話で、アジア人は結核菌を体内に入れて抗体を作って、
結核にかからないようにしてるわけだから・・・。
antibody(抗体)って言葉知ってるのかなぁと、何度となく繰り返される
この結核菌保持者問題について話すたびに思うのだけれど・・・。


ちなみにこの説明は、私のファミリードクターにはすごくあっさり通じて、
「あぁ、そうね、外国では一般的だもんね〜」
で済んだのだけれど、果たしてランカスターの大病院の担当の先生は、
解かってくれるのか???


今、実は日本から、母子手帳の予防接種記録の英訳を送ってもらって、
それを待っているのである。
おそらくここ数日くらいで届く予定。
最近は、各地方自治体で母子手帳の英訳してくれるらしいという情報を得たので、
私の地元の市役所に聞いてみてもらったら、
これが出来ると言うので送ってもらうことにしたのだ。
こちらの病院は、本当に目が飛び出るほど高額なので、
少しでも検査・注射を少なくしたい私なのである。


相方の親友がファミリードクターなので、
先週、「どこまでここのクリニックでやって記録を作ってもらえるか」
を相談して、貰えるコピーは全部貰ってきたつもり。
同じお金を払うなら、友達のところに払ったほうがいいし、
大病院の方が絶対に高くつくに決まっているので、
家の近くで出来ることは済ませておきたいという魂胆である。


ちなみに、今の学校に転校の為に
MMR(おたふく、はしか、風疹三種混合)は二回してもらってるし、
TD(破傷風)も今回してもらって、
(これは10年以内に摂取した記録が必要とのことで、
私は幼児期に受けていた為期限切れだった)
それらの証明書を貰い、
夏に受けた胸部レントゲンの結果(良好)もコピーしてもらって、
ついでに、私のホームドクターの連絡先ももらっておいた。
意地でも要らない検査を大病院でしない為に、
貧乏学生の私は必死だったりする。
まぁ駄目だと言われればしょうがないけれど、
持って行って見せてみてOKが出れば御の字ということで。

で、血液検査も記録を持って行けばいいよとのことなので、
先週、地元の検査ラボに行って血液採取してもらったのである。
その結果が4日くらいで来るとの話だったので、
まぁちょっとルーズなアメリカなので週明けて4日の今日ぴったりに
連絡が来るかな〜と半信半疑だったが、
やっぱり来なかった・・・・。
この辺でもういらいらしなくなったところ、
私もこのアメリカ時間に慣れてきたってことかしら?


これらが全て揃ったら、いよいよ指定医のところにアポを入れ、
健康診断のフォームに記入してもらうのである。
なんとか今月中に提出したーい!と意気込む私。