婚姻届の提出

私と相方は、やっと婚姻届を提出した。
ペンシルバニアは、NY日本総領事館の管轄なので、
そこから用紙を取り寄せ、説明書の通りに必要書類を揃え、
郵送にて提出したのだが、
これには一つ、大きな問題が立ちはだかっていた。
相方は、実はとある事情で、役所に出生証明書の原本を無くされたことがあり、
非常に、このお役所仕事に懐疑的である。
その後、様々なことはパスポートで用が足りていたので、
今まで再発行はしてこなかった。
で、今回の婚姻届の提出にあたり、
「外国人配偶者のパスポート(原本)とそのコピー」もしくは
「出生証明書(原本)とそのコピー」
という項目があった為、
嫌がる相方を説得し(返信用封筒を付けて、必ず書留扱いで返送してもらうから!と言い聞かせ)
やっと昨日、郵送したわけである。
こんな大事な物、送らなくちゃいけないなんて、
と、それはそれは私もナーバスでございました。
そこまで嫌がるなら、電車代かけてでもNYまで出向こうかと思ったくらい。


で、今日の午後、領事館から私の携帯にメッセージが入っていた。
「あのですねぇ、このご主人のパスポートなんですが、
ミドルネームが省略(イニシャルのみ)の記入なんで、
正式な国籍証明として、これでは受理できないので、
ま、とりあえず、領事館までお電話ください。」
・・・以上、非常にカジュアルな国家公務員のメッセージでしたが、
びっくりして、聞いてすぐに電話を掛けなおした私。


最初に取り次いでくれた人は、私が名前を告げ、留守電のメッセージの件を伝えると、
「はいっ、○○様ですね!少々お待ち下さいませ♪」(元気よくはきはきしていた)
保留数秒、すると、例のカジュアルなメッセージの主が登場。


職員:「あぁ、あのですね〜。まぁ伝言の通りなんですが、
ミドルネームが略されているので、このパスポートは証明として不備があると判断されるんですよね〜。なので、出生証明書を送って欲しいんですけど。」
私:「あ、そうなんですか・・・。」
職員:「それとね〜、パスポート原本送っちゃ〜危ないよね〜。」
私:「私も主人もそう思ったんですが、原本って説明書に書いてありますし、皆さん、こういう危ないことしてらっしゃるのか・・・と思っていたんですが。」
職員:「それはですね〜コピーして、公証人のところに行って公証してもらって、そのコピー送ってよかったんですよ。
・・・・・ならば、なんでそう書かない??公証されたコピーでいいじゃん。
なんで、原本って書くんだよ!!頭の中で一人切れる私。
職員:「それで、出生証明書を送って欲しいんですが、届出用紙を申請した時に、出生証明書の妙訳の用紙も入れてたはずなんだけど、それ、ここに見当たらないんですけど。」
私:「こちらの説明書には、5.外国人配偶者の旅券とそのコピーの下に、6その妙訳文、7.国籍を証する証明書(5が提出出来ない場合)とあるので、パスポートとその妙訳を提出すれば不要かと思って、入れませんでした。」
職員:「だから、それはパスポートがちゃんとOKの場合でしょ?
・・・私は今、パスポートじゃ駄目だと言われたばかりで、
そんなの解かるわけないじゃん!!!
私:「今、パスポートでは受理されないと解かったばかりなので。(ちょっとムカつき)」
職員:「それじゃ、一応この書類で訂正して欲しい箇所があるので、パスポートと一緒に返送しますから、他の書類は大丈夫でしたからそれはこちらでお預かりしておきますね。」
・・・やっと人並みな口調に戻った職員。
私:「お手数お掛けしますが、よろしくお願いします。」
職員:「はいはい」
・・・はいは一回でいいって、お母さんに言われませんでしたか?


・・・以上、頭に来たので実況しました。


何度、この「婚姻届を提出される方へ」という説明書を読んでも、
まーーーーーったく、不親切である。
もちろん、疑問に思ったら電話で確認すればいいことだろう、
と言われればそれまでだけど、
原本って書いてあったら普通、原本送れってことでしょう?
公証つきのコピーでいいなら、そう書くのが普通でしょう?
それとも、
「普通、パスポート郵送するなんて、思いもしないんだから、
送りたくなかったら、普通電話とかで確認するだろう?」
ということなんでしょうか?
私が、常識が無いってことなの???


相方のパスポートだけが、ミドルネームをイニシャルのみ表示されてるような、
そんな特別なわけがない。
絶対に、今までだって、私のように
外国人配偶者のパスポートを持ち込んで却下されてる人がいるはずである。
ならば、なんでそういう注意書きが無いの?
(尚、外国人配偶者のミドルネームが全て記載されている物のみ、
国籍の証明として受理されます。イニシャルのみの省略は不可ですのでご注意下さい)
ぐらい記載しておくべきだと思う。
大事なことだからだ。


そして、私はサービス業出身なので、こういう応対の態度というのは、
非常に気に障る。
目に見えるようなのである。
この人絶対に、机に足乗っけて、ふんぞり返りながら、
電話の応対してたぞって感じ。


も〜〜〜(怒)
ということで、今まで色々と日本領事館とのやり取りで、
一度たりとも嫌な思いをしたことがなかったのに、
ここに来て、一気に怒り爆発でございます・・。


そういえば、電話が繋がる前、
「より良いサービスを目指す為、会話を録音させていただく場合がございます。
ご了承下さい」
というアナウンスが流れた。
お願いだから、あのカジュアルな国家公務員様の、
人を小ばかにしたような態度を録音して頂けてたら幸いです・・・。