ラスベガスが結婚のメッカである所以

ラスベガス夜景


ラスベガス婚を果たした、私と相方。
そもそも何故、ラスベガスはスピード婚の代名詞なのか?
私もよくそのフレーズやそういうニュアンスの話は聞いたことがあったけれど、
「ラスベガスで結婚するのは簡単らしい」
くらいの知識しか無かった。
実際、提案した相方すらも、何がラスベガス婚のメリットなのかは、
あんまり知らなかったみたいである。
理由を聞いたら、
「楽しいじゃん」
・・・その程度ですよ、ええ。


調べて見ると、アメリカという国は、連邦制というシステムのせいか、
州によって結婚の手続きもかかる日数も違う。
(ちなみに、運転免許や看護士等の免許も州を越えたら書き換えや試験受けなおしなど、
色々めんどくさい。)
大抵の州では、血液検査があったり、申請からライセンス発行まで
数日かかったり、結婚証明書の効力が他の州では適応されなかったり、
という「面倒」がある。
ラスベガスのあるネバダ州は、
「ライセンスは即日発行、血液検査無し。ネバダの結婚証明書はアメリカ国内どこでも有効」
と、その面倒が全て排除された、数少ない州なのである。
また、私達がやったドライブスルーのチャペルもそうだが、
24時間営業のチャペルも多いし、ライセンス発行のお役所も、
夜中12時まで開いているので、
「よっしゃ結婚するか!」と思い立った人が、
速攻で役所に行きライセンスを発行してもらい、24時間営業のチャペルに飛び込み挙式、
という「即結婚」が出来る街なのである。


それが良いのか悪いのかは別にして、
色々面倒な事は要らないと考える人にとっては、
とっても効率的なシステムだったりする。
(まぁ中には、ブリットニー・スピアーズの一回目の結婚のように、
お酒に酔った勢いで結婚するような人も出てきちゃったりするのだが(笑))


私と相方の場合も同様、提出書類は運転免許証のみ。
社会保険番号は覚えてないと、書類に記入が出来ないが。カードの持参の必要は無し。)
あっという間に、マリッジライセンスを発行してもらい、
それを式場に持って行き、、
サインしてもらった結婚証明書を貰って帰るだけである。
「挙式の事実の報告」は司祭(チャペル)からしてくれるので、
私達はもう何もすることが無い。
元々、アメリカには戸籍というものが存在しないので、
婚姻届というものもないので、何かあったら「結婚証明書」を見せて、
私達は結婚したカップルである、ということを証明するだけである。
ということで、挙式を終えた私と相方は、
借りたバイクで、ラスベガス近郊の大自然探訪のショートトリップに出かけたのである。