相方の思いつきでまたまた遠出

怒りのAイチ 写真のNoThanks!


前にも書いた通り、相方は当日の当日まで、
「予定は未定」で通す男である。
それがよっぽどの予定じゃない限り、
例え「土曜日何してるの?」と聞かれれば、
「空いている」とは答えずに、「わからんな〜」と答えるタイプ。
つまり、希望は聞いておいて、
あとは当日のご気分次第ってな調子である。
もちろん、こういうタイプは自分が乗り気なことに関しては、
ちゃっちゃと予定を入れて、携帯のスケジュール帳にももちろん入力するので、
要は「重要度」の問題なのである。しかも非常に主観的な。


まぁ、私自身があんまり週末に予定の無い人間なので、
よっぽどのことが無い限り、「どうする?」と聞かれれば
「いいよ」という感じなので、ぶつかることはまず無いのだが、
問題は、珍しく私が「この日さ〜、あそこにご飯食べに行こうよ〜。」
という問いには、十中八九「No」が出る。
まぁ、美味しい店は大抵、お酒が飲めないことが多かったりするし、
ベトナム料理屋とか多い。まぁBYOB(Bring Your Own Beverage)という飲み物持込OKという店も多いのだが)
たまに美味しい物食べたいよ〜って思ってしまうわけだ。


そんな感じの私達であるが、
今回も、木曜の夕方、仕事から帰ってきた相方が、
「明日仕事あるの?」と聞く。
相変わらず、私のスケジュールには無頓着な男であるが、
ま、そんなことはどうでもいい。
「ないよ。」という私に、
「実は俺明日休み取ったから、北ペンシルバニアのロッジを借りて、
週末過ごそうと思うんだけど・・・。
ただ、そこは週末は3泊分が基本だから、出るなら今から出ようと思うんだよね。」
・・・へ??今からですか?


ということで、相変わらず突飛な相方であるが、
私も急いで準備して、洗濯を始めてしまっていたので、
それを終わらせて、2時間後には出発していた。


それにしてもアメリカは大きい。
こういう時に思うのだが、
中央ペンシルバニアから北ペンシルバニアの、
NY州境の辺りまで上るのに4時間以上かかったのである。
途中、鹿が飛び出してきそうになったり、
知らない山道で、徐々に街灯の数が減り、
遂には真っ暗な道を走ることになったりしながら、
(例によって、GoogleMapは、一つ道順を間違えていて、
危うく道に迷いそうになった。MapQuestと言い、最近あんまり信用ならない)
ようやく辿り着いたのは、
Tioga郡とPotter郡の間にあるゲインズという村で、
そこにある、三角屋根のかわいいロッジであった。

リビングには、いい大きさのキッチンがあり、
キッチン用具は全て揃っている。
空調はもちろんのこと、
冷蔵庫も一人暮らし用くらいの大きさはあり、
食器も充実している。
レンジはあるが、オーブンは無し。
外にはグリルが付いていて、
反対側、(写真を撮った側)はポーチが付いている。
上階が屋根裏部屋で寝室になっている。
バスルームは狭いが、きれいにしてあるし、
地元で作られたらしいハーブのソープが付いて、
タオル類も、十分なくらい置かれていた。


これで一泊100ドルなら、申し分ない。
でかした!相方!である。


とりあえず着いたその日は、のんびりとして、
テレビが無いと眠れない相方の案で、
屋根裏にベッドルームがあるというのに、
結局、ソファベッドで寝た私達。
翌朝、スプリングのひどさに、背中が痛くなったのは言うまでも無い(笑)