懐かしい顔、懐かしい声

ついに私の家族がアメリカにやって来た。
母と叔母が10日間、妹は仕事の都合で6日間、
私の住むペンシルバニアに長いフライトと乗換えを経て来たにも拘らず、
空港で見た三人はとっても元気だった。
飛行機が30分遅れの到着で、空港内をうろうろしていた私と相方。
無事会えて、まずは一安心。
母と叔母は、前に会ったときより少し小さくなったように見えたが、
それはすぐ、私がでっかくなったからということが判明し、
ショックを受ける私。
日本は美白大国だから、妹は更に色白さんになっており、
同じ地黒出身の姉妹のはずが、それは私だけになってしまったことに気づく。
ががーん。

母達が滞在するホテルに予めチェックインをして、
送ってきた大量のお土産や、お茶セットを届けに行っていた私の元に、
妹から電話が入る。
妹は今回は、海外仕様の携帯をレンタルしてきたらしく、
私は、母から依頼されていたプリペイド携帯も買わずに済んだ。


何でも、来るまでの道中はかなり面白いことだらけだったようで、
既にお土産話満載であった。
いや、遭遇した本人達は、かなりびっくりだったようなので、
笑い話にしちゃいけないのかもしれないが・・・。

でもそれにしても無事着いてくれてよかった、と、それだけで、
既に涙が出そうになった私だったりして。


空港から、私の住む町までの道中、
「きゃ〜見て!あれ、サイロよ!」
「広いわね〜」
「電信柱の形が違う!」
「車、あれ、ホンダよ!」
興奮気味の母達。


思い出すなぁ、私もそういえば来たばっかりの頃は、
何でも驚いていたっけ。
しかし、母達はその時、まだ知らない。
サイロは、その後、これでもかというばかりに、見えてくるし、
ホンダ車だけでなく、トヨタも日産も山ほど走っているという事実。


ホテルに着いて、ホテルのすぐ側のファミレスでお疲れのビールで乾杯して、
ゆっくり休んでもらうことにした。
私はというと、来てもらってとにかく嬉しいのと、
明日からの観光や、相方の両親の家での卒業パーティのことなど、
とにかく楽しんで行って欲しいので、色々段取りが頭の中で、
ぐるぐる回っていた。
慣れないガイド、びくびくドライバーの私の一大チャレンジでもある。


あぁ、全て上手く行きますように・・・。