そして旅行、一日目。有名なクラブのイベントに参加。

早朝のフライトだったので、
二人ともかなり無口な出発だったが、
行きは、ハリスバーグ→ダラス経由でラスベガスに到着。
経由地での待ち時間を合わせて、10時間近くかかったのだが、
到着したラスベガスは、まだ午後1時半。
暑い、もう既にペンシルバニアの真夏以上の暑さである。
機内の寒さよけに着ていたデニムジャケットなんて、
すぐさま脱がなくてはいけないくらいである。
もちろん、みんな真夏の格好である。
ホテルにチェックインした頃には、私の体内時計は既に夕方である。
一日はとっくに終わっているのだが、
ここからが本番。


まずは閉会30分前に会場に到着した私達は、
コンベンションの受付をして、とりあえず最初の会場を一回り。
(ラスベガスのコンベンションセンターは巨大です。多分幕張メッセ三つ分くらいあるんじゃないか?と勝手に解釈しているが、2日半、一日7時間、歩き詰めでやっと全部のブースを回れた)
日本のとある企業のブースで、日本酒を頂きつつ、
私が日本人であることがばれ、日本人のビジネスマンと久々に話した。
とりあえず、まだビジネス敬語が話せる自分にちょっと安心(笑)


その後ご接待イベントがあるという話なので、
一応きちんとした格好で行ったのだが、
気をつけていたのに、新しいサンダルは
徐々に私の足を「靴擦れ地獄」に導き始めており、
靴擦れ防止クリームを塗り込んだり、
絆創膏やらクッションパッドを貼り直したり、
忙しい私なのであった(苦笑)
靴擦れで、何度も痛い目にあっている私は既に恐怖症の域に入っており、
「ここでなったら、残りの旅行が全て台無し」
と思うと、それだけでブルーである。
何しろ、ホテルの中を横切るだけでも相当な距離を歩くし、
コンベンションの会場なんか、
本当にただただ歩くばかりなのである。


その後、招待されていたとある会社のイベントに参加する為に、
ホテル・シーザーズパレスの”Pure"へ。
ホテル自体は古くなって来ているのだが、それでも
まだまだ一流である。美しい館内とその規模たるや、
まるで屋外にいるかのような気持ちになるくらいである。
Pureは、アメリカのセレブ御用達という有名なクラブで、
そこが会場ということで、それだけで話の種になるイベントだった。
(何でも今年のスーパーボウルで演奏されたあの方が、
毎週通っているらしい。シーチキンを知らなかったあの人や、
今度45日間牢屋に行くというあの人も来るという話)


設けられたビュッフェでの食事もかなりクオリティーが高く、
サーバーのお姉ちゃん達も、みんな「顔・スタイル極上」で、
バーテンダーも仕事が速く、話も面白いという、
さすがベガスだな〜と、早くも実感。


何より、トイレに行くと、
黒服の「おトイレアテンダー」が常駐し、
個室のドアを開けてくれる、
手を洗えばもちろん、ペーパータオルを持って待っててくれる。
カウンターには各ブランドの香水の瓶や、花びらが散らされており、
「これは、セレブ級って奴ですね」
と、まぁとにかくゴージャス。
お金も払わず、こんなところで飲んでいて、
しかもフライトの疲れで、ソファーで落ちそうになってる場合じゃない。
と、トイレに行って、ちょっと気がついた私である。
相方も、狙ったわけでもないのに、
話しかける人がみんな何故か、
私達と一緒のPA出身というので、
「俺、鼻が利くんだな」と妙に納得していた。


その後、今度は別の会社のイベントに出席の為、
パームスの”Moon”へ。
このホテルは、MTVのリアルワールド・ラスベガスで、
キャストがずっと滞在して撮影したホテルで、
色んなエピソードで、このMoonも登場した。
World Poker Tour もこのホテルで行われることが多いので、
ここ最近では、一番「売れてる」ホテルと言ってもいいかも。

パームスのサイン



この頃には、眠気も覚めていて、
このクラブも、セレブ出没頻度が高いそうで、
こちらは、52階かなんか(既に記憶が定かではない)の、
高層階にあるクラブ。展望系のパティオがあり、
そこからラスベガスの夜景を一望できる。
砂漠の中に聳え立つ不夜城、ラスベガスの夜景は、
きらびやかで、暗いところが一つも無いというくらい、
地上のいたるところが、光で散りばめられているようである。


そんな夜景を眺めつつ、美味しいお酒を頂きながら、
相方も私も既に酔っ払いで、
ご機嫌でホテルに戻って、
バタンキュー(死語)だったのは言うまでもない。