読みまくってます〜

何がしたかったって、とにかく本が読みたかったっす。
ということで、せっかく学校が休みになって、
アクティブに過ごしているかというと、
とにかくベッドに横たわり、本を読みふける毎日。
アマゾンで、「今年一年のご褒美」とばかりに、
買い込んだ本の数々を、
ウマの鼻先のにんじんをぶら下げるかのように、
「あ〜これが終わればあれが読める」
「あそこにごろ寝して、読書三昧の日々」
を、夢見るように過ごしたファイナルウィーク。
実は、ここだけの話、
最後のオンラインのクラスのファイナルの前に、
ちょこっと読み始めてしまったものの、
途中でやめて勉強した時には、
かなり燃えた。
「あぁ、これが終われば、あの続きが読める。」


人間単純な物で、そういう形でモチベーションを上げるってのも、
一つの方法なんですね、と今更ながら悟る私。
よく言う自分にご褒美って奴。


いつだったか、うちの叔母が、
「そういうのって何だか悲しいわよね。だって、ご褒美とか褒めるって、
本来、他の誰かからしてもらうものでしょ?」
と言っていた。
確かにその通りなんだが、
現代の女性って、「一人で出来るもん」という子供料理番組のタイトルのような気持ちなのかな、
と、何かの心理学本に書いてあったのを思い出した。
頑張るのも自分、褒めるのも自分。
可愛がるのも自分って感じかな。


私の場合は、純粋に、鼻先のにんじんのつもりで、
本を目の前に積んでいたりしたのだが、
実際のところは、このセメスターは、今までより遥かに楽だったようにも思える。
というのも、一つは仕事を減らした。
自分の時間をもう少し持ちたいという気持ちを優先した。
本当ならもっと働けたけれど、
生活環境のせいもあって、とにかく自分が一人きりになれる時間というのを、
確保したくてしょうがなかったのもあったし、
おかげで、部屋も色々いじったりと、今期はそれなりの成果もあったな、
ということで、私的には、収入激減でもよかったと思えたし。


で、そのセメスターが終わって読み始めた本で、
一押しなのが、今更ですが
リリーフランキー著 東京タワー オカンとボクと、時々オトン」

泣ける!とは聞いていたものの、
でもまさかここまで号泣することになるとは!
というくらい、物凄いことになってしまった(笑)
でも、文章はとてもユーモアたっぷり、私は一気に好きになってしまった。
ミリオンセラーなのもよく判るくらい、
軽快で、でもしっかり心の中に入り込んで、時にがしっとわしづかみにされたような、
そんな気持ちにさせられた。
私は本を読んで泣く時というのは、大抵、
読みながら「あぁ、やばい」と思って、最初我慢して、
「あぁ、耐えられない」と泣く、「我慢派」なのだが、
この本を読んでたら、もう自然にたらーーーっと来てるし、
一度持ち返しても、またたらーーーーー、そしてゴーゴーに泣くという感じ。
・・・通勤電車で読むのはまずい、という誰かのレビューが
よく理解できた。


日本では、もうドラマや映画化されてて、今度は月9になるとかだそうなので、
知ってる人も多いのかもしれないが、
(某芸人が出演予定で、降板というのでも話題だったし。)
本を読んで号泣したのは、「砂の器」以来かも(笑)

ということで、まだの方には一押しの作品。
私の読書三昧はまだまだ続く・・・。