アメリカ人の結婚って・・・・大変なのね

相方の妹の今回の結婚にあたり、色々こちらの結婚式の習慣について、
新たな発見が沢山あった。
前にも書いたけれど、
妹は去年のクリスマスにわずか交際3ヶ月の彼からのプロポーズを受け、
その翌日から結婚関連の雑誌を読み漁り、
1月には日取りを決め式場を決定していた。
その後、クリスチャンである彼らは、教会でのカウンセリングを開始。
それと並行して、DJやら花の手配やら
ビデオグラファーの選定、
自分のウェディングドレスの他に、ブライドメイドのドレスの手配、
招待状の作成・・・・・などなど、
話に聞いているだけでも恐ろしい数の手配を自分でやっていた。
私はホテルに勤めていたので、それなりのことは知っていたけれど、
大概日本の場合、式場の担当者と打ち合わせをして、
手配その物は、大方その担当者に任せるというのが主流だ。
もちろん、自分達ですべてをするカップルをする人ももちろん居るだろうが、
花の手配も、式用、ブーケ、披露宴の卓花、別々に頼むというのは、
かなり稀だと思う。


5月を過ぎたあたりから、事前行事が目白押しになる。
最初は、ブライダルシャワー。
アメリカの非常に実用的な点は、結婚するに当たり、
カップルは、デパートやギフトショップに出向き、
自分達のギフトレジストリーを作成する。
これは、自分達が新生活に欲しいものをリストアップして、
いまどきだとこれをお店のオンラインに載せる。
招待された人やお祝いを贈りたい人は、
そのリストにアクセスして、彼らの欲しい物リストの中から選んで贈るのだ。
そうすると、欲しくない物を貰って困るということが無いので、
非常に合理的ということである。
ブライダルシャワーはこのギフトを皆が集まっている中で、開ける、という
セレモニーである。


その後、今度は、バチュラー(新郎)/バチュラレット(新婦)パーティがある。
要は、結婚前の最後の大騒ぎなのだが、これは一応形としては、
ベストマン(グルームメン(新郎側立会人)の筆頭)と、
メイド・オブ・オナー(ブライドメイド(新婦側立会人)の筆頭)が主催して、
夜街に繰り出して、思い出に残る大騒ぎをするのである。
よく飲みに出ると、
「バチュラレットパーティなんです〜」と言って、
その辺の男性人のほっぺにキスをしまくる新婦なんかもいる。
結婚したらもう気軽にそんなことは出来ないですから〜ってことだろう。
相方の妹は、そういう馬鹿騒ぎはなかったものの、
お気に入りのビーチバーコンプレックスに行き、夜遊びをした。


そして今度は、その次の週末、両親主催で、
「娘のお別れBBQ」。


そしてその数日後、今度は
挙式のリハーサルをし、その後牧師夫妻を招き、
リハーサルディナーである。
リハーサルディナーでは、新郎新婦から、
ブライドメイド、グルームメン、その他挙式に関わる人達に、
これまでの準備や行事その他への感謝の気持ちと、
当日はよろしく、という意味で、プレゼントを渡される。


そして、明日が挙式本番である。
本番までに、延べ5回は集まるのである。
今まで、こちらに来てからの結婚式はすべて
お呼ばれ状態で、当日顔を出すだけでよかったのだが、
さすがに、半身内の場合、そして私は受付を仰せつかっているので、
初めてこの数々のステップに参加させて頂いた。
話を聞いていても、
手配の多さにも驚いてしまった。


・・・・もしも万が一私がこちらで結婚でもすることになったら、
これらをすべてやらなくちゃいけないのかと思うと、
一瞬げんなりしてしまったのは、言うまでも無い。
・・・日本だったら、例え決めることが多くても、
手配はしてくれる人がいたりするし、
集まるのも挙式の日だけで済んだりするのに・・・。


合理的なようで、結構そうでもないアメリカの結婚式事情なのだ。


明日の本番に向けて、髪のセットの練習をした。
思いの他上手くいったのだが、明日同じように出来るかが問題。
上手くいくといいなぁ。