冷房嫌い

こんな暑いペンシルバニアにいたら、そんなこと言ってられないのは
百も承知なのだが、
私は冷房があんまり好きじゃない。
でも湿気も体力を奪うのでもちろん好きじゃない。
元々、仕事していた頃も、ホテルのロビーが大理石+吹き抜けで、
夏場、制服の下にはホッカイロをくっつけていたほどだ。


元々アメリカ人は寒さに強く、暑さに弱いので、
レストランやモール、学校の冷房はきつい。
何か羽織る物を持ち歩かなくちゃいけない。
学校に仕事→授業、もしくは授業→仕事で、
ウィークデイは、一日8時間以上建物内にいる生活をしていると、
足は段々凍えてくるし、身体の芯まで冷え切った状態になる。
外は30度越えが続いて、息をしても熱風が口の中にこもるくらいだと言うのに。
で、そんな凍えている私や他の日本人の子を横目に、
アメリカ人は、タンクトップに短パンで悠々としている。


私はこの夏、週2日夕方のクラスを取っている。
このクラスの先生は、少し、いえかなり立派な体格で、
他のクラスメイトも結構立派な人が多い。
有体に言えば、「多分ものすごく暑がりな人」の集団である。
その先生のクラスルームは、他のどの部屋よりも寒い。
ただでさえ、私を凍らせる館内より更に設定温度が低い。
こうなると、もう既に拷問の世界なのだ。
クラスの内容はとっても面白いのに、寒いので、
足が冷え、腰が冷え、夏だというのに、パーカーを着込んでいる私。


そんなアメリカで我が家はかなり変わっている。
相方は冷房が嫌い。でも私のように寒がりだからではない。
ただ単に、暑いところでうだーーーっと汗をかいていても平気なだけである。
扇風機でことが足りると本人は言う。
でも、である。時折降る雨の影響もあり、
不快指数はかなり高いので、寒さに弱い私としては、
「ドライモード」が一番いい。
車の中でも、最初車内は異常に暑くなっているので、
少しだけエアコンをかけるが、すぐに止め、また日差しで暑くなってきたら、
また少しつけ、と、以前にも書いたサングラスをかけたり外したりの他に、
運転中に気になることがまた増えるのだ。


そんな中、私は風邪を引いてしまった。
理由はわかっている。冷房である。
鼻づまりがひどくて、喉が痛いし、頭も重い。
完璧な風邪の前兆である。
薬を飲んだり、鼻づまりのスプレーをしたり、
ゆず蜂蜜を飲んだりして何とかこじらせない方向で頑張っているところ。
何とかこの週末に直って欲しいところだ。