消臭対策に一苦労

土曜の朝は大変なことになっていた。
私のコンピューターが置いてある、地下のオフィスに、
巨大なうん○がこんもりと山を作っていた。
最初、寝起きということもあって、
「・・・・くさい」と思っていたのだが、
そのカーペットの上の小山を見つけた時は、
頭が混乱してしまった。
「な・・・・何??」

Aイチはおトイレに関しては完璧で、
未だかつて、子猫の頃から、
間違って寝室のドアを締め切ったことによる、怒りの爆弾事件以外は、
まーーーったくお粗相が無い。
ドライフードを与えているため、
うさちゃんのようなコロコロうん○なので、
おトイレ掃除も楽という、なんともすばらしい飼い主孝行っぷりである。
まして、小さいAイチの身体から、
こんなにたくさんの物が出てくるわけもなく、
何よりにおいがまるで違う!!!!

ということで、Aイチに一瞬かかった容疑もすぐに晴れ、
となると、誰?何者?
と、恐ろしくなったのだが、
取り合えず、何とかそれを掃除して、
ペット用消臭スプレー兼クリーナーやら、
消毒消臭スプレーやら、
とにかく、あるもの総動員なのだが、
とにかくものすごい悪臭、
しかもこの部屋は窓が無い。
私のおニューのスリッパも洗ったけれど、結局臭いはとれず、
ゴミ箱行き。
うぅううううう誰なんだ!!


そのときふっと、昨日の散歩の時、
相方の友達Dが来たとそういえば言っていたのを思い出した。
「はっ・・・もしや!!」
(気持ちはすでに金田一耕介か、シャーロックホームズである。)


彼はイングリッシュブルドッグ(♀、生後6ヶ月くらい)の子犬、
(とは言っても、すでにAイチの5倍くらい大きい)
を飼っていて、時折我が家にもつれてくる。
その大きさの割りに、中身はまだ子供なので、
じゃれてきたりするのだが、
いつもは小さくて普通以上におとなしいAイチを相手にしている私にしてみると、
じゃれていても、噛み付き方はAイチのような申し訳なさは無く、
いつもびっくりさせられる。
そういえば、あの犬、この前もこのオフィスでごろごろ寝てたんだった。
と思ったのである。
私の母から送られてきて、隠していた
納豆スープの粉末もかぎつけて、
むしゃむしゃと食べていたんだっけ・・・。


と思ったら、もしかして、G(犬の名前)では??
と言う疑惑がわき上がった。
まだベッドでぐうすか寝ている相方に、
「・・・ちょっと、昨日Dが来たって言ってたけれど、
そのとき犬のGも一緒だった?」
と、聞いてみた。
「・・・あぁ。うん。」という相方の返事。「!」である。
「・・・もしかしてさぁ、そのとき、オフィスでまた遊んでたりした?」
私の質問が妙に突っ込んでいることを察したのか、
「うん・・・でもなんで??」
ねぼけまなこの相方には申し訳ないが、びっくりして頂かなくてはならない。
「今朝起きたら、カーペットに超巨大なうん○が・・・。」
「え???!!!」
この動物のお粗相にはうるさい相方は飛び起きた。
「まじで?」
えぇ、こんな冗談、朝から言うほど私も能天気じゃーないっす。
で、相方に絶対にこれはAイチのものでは無いこと。
ものすごい悪臭で、まだ色々試しているところ。
つきましては、扇風機を動かしたいこと、
などなどを、話すと、
「・・・あの犬は、もう出入り禁止だ」
とのたまった。
「大体にして、あいつ(D)の家、ここのところ、すごい臭いなんだよ。
絶対、あの犬トイレトレーニングしてないよ。」
と言い出した。


まぁね〜身体はでかくても子犬ちゃんだからねぇ・・・・
と言いたいところですが、身体がでかいと、そのうん○も一人前なんですね・・・。
とにかく、この悪臭をどうにかしなくては!
と、今度はお香を焚いたり、
キャンドル焚いたりと、色々やっていたわけです。


そこへ、件のD(飼い主)登場で、
相方は、いやーみったらしく、
「おい、きみんとこのお嬢さんが、昨夜でっかい置き土産を置いていったぞ。」
と言ったら、
飼い主ははっとして、
「あ・・・まじで?ごめん。」
と言いましたが、その後、色々と、
「うちではやらない」とか、
「間違いじゃないのか?」とか言い出した。


もちろん、私もペットを持つ身なので、
自分のペットのお粗相を思うと、かばいたくなる気持ちもわかるのだが、
でも、である。
確かにこのワンちゃんはいささか、しつけがされてないってのは、
見ててもわかる。
ある意味やりたい放題。
でも、生後約8ヶ月の子犬となると、うーーん。


その後、臭いはまだ残っているので、
最後の手段で、消毒・消臭スプレーを、
カーペットめがけて(どうせ安物だ)、30秒噴霧してみた。
翌朝、やっと臭いが無くなって、
ほっとして、今ゆっくりとこうしてブログを書いている。


あぁ、それにしても、大変だった。