ハイウェイの上での出来事

学校からの帰り道、
私はハイウェイを乗り継いで帰ってくるのだが、
あと100mで出口というところで、
突然、明らかに異常な振動と、徐々に高まる変な音が
車内に鳴り響いた。
「むむむ、これは絶対おかしい。」
と思い、右側車線(アメリカではゆっくりレーンはこっち)に移ると、
すぐさま、
「バババババババッ」
先ほどの変な音が、破裂音に変わった。
「!!」
すぐにハザードをつけて、路肩に止まった。
そこはハイウェイ。皆さん120km走行の脇である。
こわごわと車を降りて、タイヤを見ると、
運転席側の後ろタイヤが見事にひしゃげていた。


・・・パンクだ。

実は、先週末の車検で、タイヤの状態を指摘され、
この翌日、私は新しいタイヤに変えるアポイントメントを
取っていた。
後一日、いや、半日というところで、
パンクするとは・・・・。
しかも、車検では、状態が比較的良いと言われていたはずの、
後輪である。


相方にすぐさま電話してみた。
今日は、彼は帰ってくる日だったが、
帰宅時間にはまだあと数時間あったが、
とりあえず、電話してみた。
すると、なんと彼は、数十分前に家に着いたばかりだったという。
すぐに来てくれるというので、
とりあえず、車の中で相方の到着を待つことになった。


その間、
「これが今朝の登校途中だったら」
とか、
「もしも彼が家に帰ってなかったら」
とか、
「仕事中で電話を取ってくれなかったら」
とか、
考えると、ぞーーーーーーっとした。


数十分後、彼の車が見えた時は、
どどーっと力が抜けた。


スペアタイヤに取替え、とりあえず
翌日予約していたタイヤ屋に直行。
相方の後ろについて運転して行ったのだが、
その前に、大きなトラックがのろのろと走っている。


結局タイヤ屋に到着したのは、5時32分。
閉店時間5時半。
くーーーーーーっ。わずか2分で、もうガレージは鍵がかかっていて、
人気は無かった。
しょうがないので、車を置き、キーをポストに入れて、
家に帰ってきたのである。


・・・あぁ、もうこれってまさに「マーフィーの法則」って奴なのかなぁ。
と、相方と話していた。
「タイヤ交換の予約を入れたら、タイヤがパンク。」
それにしても、事故にならなくて良かった。


と言う事で、初めての
「ハイウェイで立ち往生」を経験した、
新米ドライバーの私だが、
あと数日で、無事免許取得から一年である。
それでも、相変わらず「びくびくドライバー」なのではあるが、
きっとこれは気持ちを引き締めるようにと、
誰かが私に忠告してるんだな、と思うことにする。


あぁ、それにしても、脱力。
明日からイースターブレイクだってのにさ・・・。