あぁ、もう二年経ったのか・・・

私事ながら、アメリカに来て今日で丸二年になった。
今でも、物凄く寒い日に、盛岡の駅で、両親に見送られ、
親友は成田まで見送りに来てくれたので、
一緒に新幹線の中で泣いたことを思い出す。
寒いので、ホームに行く前にコーヒーを買ってくれる父の後姿を見て、
ホームでしっかりと私の手を握った母の目が見る見る赤くなっていくのを見て、
「あぁ、私は何でこんなにあったかい人達を置いて、遠くに行くんだろう。」
と、思うと私の涙は止まらなかった。


親友と成田で別れる時も泣いた。しっかりハグをして、
「行って来るね。メール書くし。」
と言って、二人でうるうるしていた。


飛行機の中はずーーーっと、色んなことに思いを馳せていた。
私の決断は正しかったのだろうか?
私のこれからの生活はどうなるのか?


降り立ったフィラデルフィアの空港のこともよく覚えている。
長いフライトでへとへとだったが、不思議とハイでもあった。
疲れすぎてというのもあったかもしれないが、
クリスマス一色の空港内のデコレーションを見て
あぁ、アメリカに来たんだなとしみじみした。
冷たい外の空気を感じる、バゲッジクレームのフロアに降りて来て、
相方の姿を見つけた時、
今までの様々な準備がやっと現実になるのだと思った。


あれから二年。
私はアメリカの住人になった。
もちろん市民では無いのだけれど、
それでも、私は今ここに住んでいる。
生活をしている。
学校と家との往復の日々だけれど、それでも、
私の今の生活は、ここにある。


私はアメリカに順応しているか、というと、
答えはYesでもあり、Noでもある。
ここに居ることが当たり前になっているのは、
ある意味順応しているのだと思う。
けれど、私はやっぱり日本人であるということを、
日本にいる時より、格段に意識する場面も多いので、
そういう意味ではNoかもしれない。


日本へのホームシックはいつものことで、
今度のお正月に放映するらしい、マドンナがゲストのSmapxSmapが見たいとか、
時代劇見たいな〜とか、
紅白見たいとか、色々思うのである。
おせちは今年挑戦したいなぁとも思うけれど
(食材の許す限り・・・お雑煮、なます、黒豆、焼き豚くらいは出来るかなぁ。)
食べるのが私だけになりそうだしなぁ。
日本人の友達と持ち寄りかなんかで、新年会をしたいなぁ、
などと思ったりもする。

そんなこんなではあるけれど、一応二周年ということで・・・。