普段は嫌な雪だけど

もう〜だめ、もう〜無理と、呟きながら、ペーパーを書いていた昨日の夜。
友達と電話していて、「明日雪らしいよ。結構積もるらしい。」
と、聞いて最初に思ったことは、
「も・・もしや、これは・・・Delayがあるかも!」
Delayとは、雪による授業の遅延である。
アメリカは、交通機関が雪ですぐに麻痺するため、
雪が10cmも積もろうものなら、学校関連はすぐに休みになったり、遅れがでたりする。
朝からテレビで地元の各学校のスケジュールの変更が発表されるのである。
通常、1〜2時間の遅延が、冬になると結構あったりする。


雪道を運転するのが怖いのもあるが、今回は、もうひたすら、
課題の提出が延びるかも、という期待だけが、
私の頭の中で駆け巡る。
でも、自称心配性の私は、
「・・・でもねぇ。そんなこと期待して、時間通りだったりしたら、
泣きを見るのは目に見えてるんだし。」
と、思い、仮眠して、夜中の3時半に起きて、
課題と格闘していた。
(まさに格闘という言葉がぴったりだ。うーん、うーんと唸りながら、
ひたすら、あーでもない、こーでもない、とやっている)


そして、どきどきの朝5時半。
この時間に一斉に、今日のスケジュール変更が発表される。
テレビをつけると、概ねどこの学校もキャンセル(休講)になってたり、
2時間の遅延になってたりする。
・・・が、私の学校の名前が見当たらない。
「げ・・・まずい。」と思って、
学校のHPに行ってみると、
「本日は全キャンパスの授業が休講です。」
の文字が!!!!!!
やった〜〜〜!!!!!(びっくりマークがいくらあっても足りない)
恵みのキャンセルである。
Delayでもいいと思っていたのに、キャンセルである。


しかも、今日あるはずだった授業の期末が、翌々週にずれこむ可能性があるらしい。
時間に追いまくられた私には、まさに「恩」の字である。
今日ある予定だった、微積のクラスは、テストは月曜の予定だった。
これが、1週間先にずれるかもしれないのだ。
この時期の1週間は大きい。
その分、他のクラスの期末の勉強に集中できるからである。
普段なら、「早く終わらせてしまいたい。」と思うのだが、
今の私の状態には時間を少しでも多くもらえることは、
ラッキーである。
何より今より少しは寝る時間が増える。
早速、数学の教授にメールで問い合わせをした。
どう返事が来るかは解らないが、是非ここは、何日かでいいので、
ずれ込んでくれないかなぁと思う。
ただ、水曜日は他に二つテストを抱えているので、
勘弁して欲しいところなのだが・・・。
と、自分の頭の中で皮算用を始めるのであった。


課題の提出も、最悪、メールで送って、原稿は週明けにしてもらうことだって、
可能になる。
体調があまり良くない私にとっては、
このタイムラグはありがたい限りなのだ。


ということで、犬のように雪の中で飛び回りたい(気持ちだけ)くらいの、
救われた私なのであった。