愚痴はこぼしたくないけれど・・・

本来は、日記で、こういうどーんと重たい話
(とは言っても、普段から軽やかな話題を提供しているわけではないのだが)
を書くもんではないのかもしれないけれど・・・。
でも、どこにもはけ口が無いので、
気持ちの整理のためにも、書かせて欲しい。


事の発端は、私が帰宅した際、家には誰も居なかった。
相方は、今日は別宅泊の日なので、
大方、ルームメイトとその彼女が二人でお出かけでもしたのかな〜。
それにしては、車が外にあるけれど。
くらいに思っていた。


それから1時間後、帰ってきたのは、相方とルームメイトカップルだった。
「今日、奴(ルームメイト)の誕生日だから、飲んできた。」
と相方は言った。


その時、最初の気持ちは、
「3人で行く?普通。」であった。
仮にも私は相方の彼女で同居人で、誕生日の乾杯するなら、
普通、4人で行かないかなぁ、と思った。
私は第一6時半で仕事を終えて帰ってくるのである。
丁度、私が帰ってきたのは、彼らが出かけたすぐ後だったようだ。


思えば、この同居が始まってから、私なりに何とか仲良くすごそうと
心を砕いてきたつもりである。
実際、結構ストレスが溜まることも多かったけれど、それなりに、
私なりの妥協を繰り返してきた。
「自立してないよね。君はずっと親元に居たし、
こういう生活に必要なことを知らない。」
と、非常に私がアマちゃんである、と常々言われていたので、
私なりに頑張って来たつもりである。


相方が週末にしか、ほとんど会えない生活になって、
ルームメイトが彼女と二人でハネムーン・ラブラブ生活が始まると、
ほとんど私はお邪魔虫のように、本当に居候かのような気持ちにもなった。


でも、私は同居人として、なるべく彼らをリスペクトしてきたつもりだった。
彼にも、一度「同居するならお互いリスペクトしないと。」と言われて、
「まだ、足りないのか。」と、ひたすら考え続けていた。


が、ここに来て、「あぁ、またか」と思った。
私も一応この家の同居人で、相方の彼女である。
なのに、私は彼の誕生日で飲みに行くって時に、
電話も貰えないのか、と思ったら、すごく悲しくなった。
寂しかった。


で、その事を胸に溜めていると、きっと後からまた、
でっかく爆発してしまうと思ったし、
前の喧嘩で、なるべく溜めずに正直に話してみよう、
と思っていた。


でも、今回はそれが大きく裏目に出てしまった。
相方は私の帰宅時間を知らなかったそうだ。
というか、9時過ぎに帰ってくると思っていたらしい。
あれだけ、たまにする月曜の電話で、
「さっき帰ってきたんだ〜。6時半まで仕事して。」
なんてことは、聞いちゃいないんだなぁ。
というか、関心無いんだなぁと思った。
まぁ、相方は元々あんまり人の事を気にする人ではないのだけど。


で、私が「ちょっと悲しかった。怒ってないけれど、悲しい。」
と話すと、勘違いを始めて、怒り始めた。
しまいには、
「お前は、俺の母親でも、ベビーシッターでもない。俺がいちいちどこに行こうと、
関係ないだろうが。」
・・・私は今まで、一度たりとも、相方にどこかに行くなとも、
飲みに行くなとも言ったことは無い。
夜中に友達と飲みに繰り出そうが、
何をしようが、私は行くなとも、誰と行くの?とも
聞いたことは無い。
「どうぞご自由に」と、放任してきたつもりだ。
時には、言いたいことの半分も言わずに居たというのに、
そこで、そう勘違いするか?と思ったら、泣けてきた。
私は誤解をされたくないがために、色々説明しようとすると、
「もう沢山だ。」と言う。
こっちは母語でもない英語で説明するのに、一発で完璧に、
伝えることなんて出来ない。フェアじゃない。
聞く耳を持つべきじゃないのか?
自分の言いたいことを言ったから、もう話したくないじゃ、
意味が無い。
と、出来る限りの言葉を並べた。


「何を誤解してるんだか知らないけれど、私はあんたがどっかに行ったとか、
飲みに行ったことについて、悲しいと思ってるんじゃない。
私はそんなちっちゃい人間じゃない。
あんたが、私のことをつゆとも思い出さなかったことや、
出かける時に、「あ、yorky帰ってこれるかなぁ。」なんて、
全然思わなかったってことが寂しいって言ってるんだ。」


ぜーんぜんピンと来なかったみたいだけど。


その後、一応、
「私が誤解してたみたい。てっきり私が今日何時に終わるか、あなたが知ってるものだと思ってた。ごめんね。」
と、言った。
すると相方は、
「俺は何も悪いことをしたとは思ってないし、
友達が誕生日に家で一人で飲んでるって聞いたから駆けつけただけだ。
それは君とは関係ないし謝るつもりは無い。
それより、何で僕がしたことが、そんなに悪いことになるのかが解らない。
俺が友達を誕生日に飲みに連れて行くのが何が悪い。
君の誕生日でもあるまいし、何でそこで自分を絡めるんだ?
君は関係無いだろう?それが悪いことなんだとすると、
それは、君のほうに問題がある。」
・・・つまり、私の捉え方が悪い、ということである。


つまり、私は大きな誤解をしていたのだと思う。
私が思うほど、実は彼にとって私は、たいした存在では無いのだなと、
思った。
一緒に何かしようって思う相手じゃないってことだけは確かだ。
私が悲しいと思った、っていうことは、てんで蚊帳の外である。
悲しいと思う私がおかしい、と彼は言う。


私は決して彼に逐一どこに居るか、誰といるのか、
電話で誰と話したのか、聞いたことは無い。
たとえ、私が居るときに、掛かって来ても、
さりげなく出ない電話があって、
その後に、こっそり掛けなおしていることがあったって、
私は絶対に聞かない。
トイレに篭って、誰かと電話しているのだって知っている。
相手は誰だか知らない。
でも、恐らく私に聞かれたくない話なんだなぁと、
察して、知らないふりをしている。
仕事の絡みかもしれないし、友達同士の秘密の話だってあるだろう。
私が英語がわかる分、彼にはそういうプライバシーが無い。
私は逆に日本人の友達となら、彼のわからない言葉で
話すことが出来るから、そういう意味ではあまり気にせず電話に出れるのだし、
それが、お互いにとってフェアなんだと思っていた。


彼が言わないということは、私が知らなくていいことだと思うし、
それが、私なりの気遣いで、彼への敬意の払い方だった。
時には、気になることもある。
でも、精一杯のプライドで、絶対に私は聞かない。
携帯も覗いたこともない。
それが、私のリスペクトだったのに。


「君は母親でも、ベビーシッターでもない。いちいち、何でどこにいるとか、誰と行ったとか言わなくちゃいけないんだ?」
聞いたことは無い。完璧な誤解である。
私は彼の彼女のはずである。
私は彼のお世話をしようなんてこれっぽっちも思っていない。
彼が嫌だと知っているからだ。
どこに行こうと、誰と居ようと、彼が言いたくないなら
言わなくてもいいと思っているのに。
今までの私の彼へのリスペクトは、
全然理解されてないってことなんだなぁと思った。


もう、私は彼がどこに居るのか、何をしているのか、考えるのはやめようと思う。
今まで、週に1回も電話をしない私たちなのに。
よく、彼の友達やら家族などと話していて、
「え?なんで、yorkyが知らないの?」
と聞かれることもたびたびあるくらい、
私の知らないことは多い。
当初はよくそれで「かちーん」と来ていたことも多かった。
でも、今では、
「あら?そうなんですか?知らなかった〜。」
で、済ませられるようになった。
それでも、まだ足りない。


これ以上、何を持って私と彼が付き合っているのか、
よく判らなくなってきた。
一緒に住んでるんだから、電話なんて意味ないよ、と彼は言う。
一緒に住んでいても、週の半分は別居で、
会話も少ないし、お互いの生活について
共有しているのは、空間だけになりつつあるのに。


気持ちのつながりって何だろうと思う。
もちろん、電話をすることでは無いのだろうけれど、
お互いのことに興味を持ったり、関心があったり、
何か共有できるものがあってこそ、二人は付き合ってるのでは無いのか、と思う。


彼の望むものを与えられない自分の無力さが、
ただただ今は悲しい。
もっと自立しよう。もっと自分をしっかり持たなくては。
私という人間が、まだまだ小さいのだと、
思うたび、
彼の思うところの自立した男女が向き合う関係とは、
一体何を共有しているのだろう、という疑問が沸いてくる。
確かに私は彼が面白がるような話題も無いし、
つまんない女なのかもしれない。
悲しい気持ちや苦しいことはなるべく自分で解決して、
楽しいことを考えて生きること。
それを目指しているのだけれど、
あぁ、やっぱりポジティブシンキングって難しいなと思う。
私はまだまだ未熟者で、目の前の嫌なことを、
変換出来ないで困ってしまう。


ということで、色々考えれば考えるほど、眠れそうにない。
(長文でごめんなさい。)