予想外の展開

昨日、5日は私の34歳の誕生日でした。
ははは〜。この年になると、感慨は無いに等しいのだけど、
それでも、一応今日は私がこの世に生を受けた日なので、
特別な日、という気持ちもちょっとある。

4日の夜、ふつーに、相方の友達が家に来て、
普通に家で飲んでいたわけで、
私の大方の予想では、相方が誕生日を覚えていないに、
100ドルくらいの気持ちだった。
そのくらい、普通だったし、普段からイベント事には、
全く興味の無い男なので、しょうがないよなぁ、と思っていた。


で、私はルームメイトの彼女と、色々話しこんでいると、
突然、だだだだだ〜っと、男性陣が、地下から上がってきた。
「???」
相方は、携帯を覗き込み、
「はい、5日になりました〜。誕生日おめでとう〜!」
なんと、覚えていた。
嬉しいより何より、覚えていたことに驚きだった。


その後、最近相方が友達から譲ってもらった電動スクーター
(立ち乗りタイプ。電動のキックボードみたいな感じ)
に、乗って来いと言われ、
電動スクーターで、ご近所を走ってみた。
その後、友達は帰り、相方はかなり酔っ払っていた。
二人きりになったので、
「よく覚えてたね〜。何よりそれがびっくりだ。」
「・・・そりゃ〜君がしてくれたみたいに、大げさなことは出来ないけど、
11月5日を覚えることくらいは出来る。」
と、言っていた。


翌朝、相方はひどい二日酔いだったらしい。
私も、朝食を作ったら、ひどく眠気に襲われ、ぼーーーーーっと過ごしていた。
「今日の予定は?」と聞いても、
「今日は君のための日だから、何でも決めて。」
何でもっていきなり言われても、
最近、まったく欲の無い生活をしているせいか、全然思い浮かばない。
買い物も何だか行く気もしない。
(余談だが、一緒に買い物に行って、楽しいためしはほとんど無い。
せいぜい、一緒に行けるのは、キッチン用品の店か、家具関係。服を見に行けば、
私が、あぁでもない、こうでもない、としているのが、耐えられないらしい。)
うだうだ、昼寝をして、2時過ぎにようやくしゃきっとしてきて、
結局、ディナーをしに出掛ける事にした。


ちょろちょろっと、レストランを物色し、
結局、ダウンタウンの結構素敵なレストランに行くことにした。
お互い、何となくやる気無し。
普通っという感じである。
ここで、私がもっとテンション高くいれば良いのかもしれないのだが、
どうにも、こう、「ほら、私の誕生日だから〜」
と、自分の誕生日を強調できないのが、困ったところだ。
損な性格だなぁと思う。
出来ることなら、相方がもう少し盛り上げてくれないものか、
と、ついつい思ってしまうところなのだが、
何せ、食事に出かけること自体が、
今の彼にとっては既に結構なイベント事なので、
「ま、いっか」と思ってしまう。


お食事は美味しかった。
私は久々に、オッソ・ブッコ(牛のすね肉の煮込み)を食べた。
普段、煮込み料理は、相方があまり好きではないので、
家ではなかなか食べられない。牛肉も同じ理由で、
たまの外食でしか食べないので、非常に嬉しかった。
ガーデンサラダも美味しく、お店の雰囲気も良かった。

で、おなかがいっぱいになって、もっと遊ぶのかと思いきや、
すぐに家に直行して、結局家で、いつもの土曜日同様、
DVDを見て、私の誕生日は終了した。


嬉しかったのは、その間、友達から
「お誕生日おめでとう」メールやら、コールをたくさんもらったことである。
うちの母は、朝一番にかけてくれた。
ある友達は、数日前からメールをくれ、
日本の親友は、プレゼントを送ってくれた。(サザンの新作CDである。初版特典付〜。豪華バージョン)
あらためて、私はとっても恵まれているんだなぁと実感。