朝の寒さ、昼の陽気

11月になった。2005年もあと2ヶ月を残すところになった。
道端の街路樹は、あっという間に紅葉が始まり、
冬時間に切り替わったおかげで、朝の通学時、
ハイウェイの脇の木々の色が変わっていくのを見ながら
運転するのが、気持ちよい季節になった。
(冬時間になる前は、まだ真っ暗な中、家を出ていて、
帰りも暗い中の運転で、周りの景色を見る余裕が無かった)


基本的に秋は好きだ。
ちょっと物悲しくもあるし、収穫期を迎え、活気も見える。
冬に向かって寒くなるにつれ、どんどん空が高くなっていき、
星がとてもきれいに見えるのもいい。
寒がりなので冬は好きではないけれど、
冬のコバルトブルーの濃い空の色や、遠くに見える星、
鋭く澄んだ空気が好きでもある。
この辺が、やはり雪国出身なのかもしれない。


何度も書くが、寒いのは好きじゃない。
なので、完全防備をして外に出なければならない。
ある日、「防寒レベル10」中「レベル9」(帽子、マフラー、手袋総動員)で、
出かける私を見て、相方は一言、
「・・・アラスカにでも行くの?」と聞いた。
私がアラスカに行くときは、こんなもんじゃない。
こんなのは、まだ街行きスタイルだ、と豪語する私を見て、
「信じられない・・・。」と呟かれた。


でも、私は寒いのは嫌いだが、冬のファッションは好きである。
ニットが何より好きだし、ブーツもコートも大好きだ。
でも帽子は、まだまだ経験不足で、極めていない。
帽子が似合えば、本当のおしゃれさんのような気がするのだが、
今のところのお気に入りは一つだけである。
思うところ、私は視界をさえぎられるのが苦手なのだ。
キャップをかぶっても、だんだん頭が痛くなる。
サングラスも、しょっちゅう代えるのは、ちょっとの光の加減も気になるからだ。
暗すぎてもだめ。でもまぶしいと運転中厳しい。
ということで、日向では濃い目の色を、ちょっと日陰に入ると、
すぐに、頭の上に引き上げてしまい、カチューシャ状態になる。
で、またちょっと眩しくなると頭の上のそれを戻すか、
ちょっと薄めのサングラスをかける。
たまに、ちょっと間違うと、サングラスを二個使っているという、
間抜けな光景になる。
運転中はちょこまか忙しいのである。


最近は、秋〜冬物へ徐々に移行させていて、コートも着る機会が増えた。
嬉しい限りなのだが、
今日は朝、車の中でも息が白くなるほど寒かったのに、
仕事が終わって外に出ると、コートも要らないほど温かかった。
授業への移動はコート無しでよかった。
そして夕方の仕事が終わって、車に向かうと、
まだ昼の陽気の温かい空気が残っていて、コート無しでもへっちゃらだった。
まだまだ変な秋の気候は続きそうである。