自分で書くなと言われそうですが

私は小心者。
何度も書いているが、私は俗に言う「気にしい」という奴だ。
人の言うことの、先の先の先の辺りを読んで
「えっ、ってことはもしや、こうなってこうなって、こう思ってる?」
(そして結構これが当たる)
などと言うことまで考えて、落ち込んだりする。
こんな性格役に立ったのは、ホテルに勤めていた頃くらいだ(笑)
お客さんの何手先まで見切るか、という部分でである。
でも、チェスのように、戦略を先の先の先の手まで読むのは出来ない。
どっちかというと、空気を読むタイプなんだと自己分析している。
だから、戦略を読むというより、むしろ
「言葉のニュアンス」や「口調」「声のトーン」「仕草」「目線」
などが、私の情報ソースだったりする。
しかも憶測なので、あまり信用性が高いとはいえない。
経験値としか言いようが無いのだ。


で、そんな小心者の私が、何にびくついているかというと、
これまた仕事の話になってしまうのだが、
今日は、すごく忙しかった。一人で8人は教えたと思う。
1時間残業もした。
途中から、すごーく頭の冴える19歳
(今日知った。いわゆる数学の頭を持つ男の子。
てっきり22〜23くらいなのか〜と思ったら、10代と知って愕然とした。)
と一緒に仕事をしたのだが、
私の労働時間には限りがある(週20時間と定められている)ので、
私の週の残業は1時間15分しか出来ない。
で、その1時間を使ってしまったので、今続けてしまうと、
他の日のシフトに影響してしまう。
それで、
「ごめんね。私、週働ける時間が決まってるから、あと5分でログアウトしなくちゃいけないの。あと数人残ってるから、見てもらってもいい?」
とお願いして、私はログアウトした。
(時間管理は全てコンピューターでされている)
その後、私は自分の勉強のために、個室に篭り、
しばらく勉強していたのだが、
ふと個室の外を見ると、何やら口論らしきものをしているのが聞こえる。
個室の中で聞こえたのは、
「僕は知らないよ。彼女が・・・。」(後は聞こえなかった)
どう考えても、その彼女とは、私のことらしかったのだが、
個室に篭っているがゆえ、そこに出て行って、
「どうかしたの?」と聞くことが出来ず、
結局、その後、勉強を少ししたら、そこを出たのだが、
その時は、誰にも何も言われなかった。


気のせいであって欲しいのだが、もしも、私が何かをしでかして、
そのことで口論していたのなら、言って欲しいところである。


何せ、何度も書いているが、私は「びくびくtutor」である。
何か私が間違ったことを教えたのだろうか?
いや、今日教えた人達の分では、悩んだ問題は無かったはずだ。
おまけに、日本じゃ考えられない、
超文系の私が数学を教えているのである。
いつも不安はある。
理系を誇る、うちの父の脳みそが降臨してくれないかと、
願ったこともあるくらいだ。
(あ、でもそうなると英語が・・・。
うぅ、世の中上手く行かないように出来ているらしい)


となると、何だ?何なんだ?
悶々としながら、家路についたのだが、
気になる・・・。
いっそのこと、「何かあったの?」と聞けば良かった、と
すごく後悔してるのである。


何せ、ほとんど困って無いにせよ、
でも英語でのコミュニケーションなので、
何か誤解をさせたのではないか?
という心配は、まだまだ心のどこかにあるのである。


数学というのは、一応万国共通とは言え、
たまに教え方が違ったりというのはある。
解法も違う場合もある。
ちなみに、比率の計算(○:△=x:◇をxについて解く。内項の積=外項の積)などは、
日本独自の物らしい。(というか、私が知らないだけかもしれないが)
こんなに便利な物を!!と思ったが、
未だに、私はそのコンセプトを説明出来ない。
ちなみに、たすきがけは、cross multiplying と言う。最近知った(笑)
私の高校の時の数学の先生が「日本が誇るたすきがけ」と言っていたのに、
アメリカにもあった(笑)


現に、私が習っていない先生の課題プリントを見たら、
何を答えて欲しいのか、ちんぷんかんぷんだったこともあるくらいだ。
要は私の場合、最重要問題は、何を聞かれているのかを理解することだ。
それが判れば、後は大抵の基本レベルの問題は解ける。


今でこそ、8割方は解るがそれでも、
この前も別の教授のテストの問題を見せられて、
非常に面目ない思いをしたばかりなので、
尚更、自信なんて無いのである。


あぁ、明日仕事場に行くの、怖いなぁと思いつつ、
そのスーパー19歳とは明日も多分顔を合わせるので、
今から胃を痛くしている。
しょうがないじゃんと思っていても、
根が小心者なので、今日はびくびくの夜を迎えそうである。


☆その後

そんなびくびくした私だが、
結局、その後、その口論らしき物は、
「コンピューターで生徒が、誰が担当したか、tutor名を選んでチェックアウトするのだが、僕を選んでない人がいる〜〜。」ということだったらしい。
ははは、小心者は、「ほっ。そうか私がやらかしたわけではなかったか。」
と思うのであった。
そんなことでほっとする、私はやっぱり小心者(笑)