すごいクラスメイト

すごいというのは、「偉い」クラスメイトと、
「ひどい」クラスメイトの二人である。

すごい方は、私の隣の台湾人の若いお嬢さん。
彼女は、何とこのテストで「A」を取った。すごい!偉い!
賢い子なんだな〜というのは感じていたけれど、それより何より
「私、すごく頑張らないとやばい」と言っていたのに、
良い結果を出した(何と、私は最後の問題は時間が足りなくて取り残したけれど、
彼女は全部やった!)こと。
見習わなくちゃ!と良い刺激をもらった。


ひどい方は、クラスの後、ラーニングセンターで仕事をしていると、
つかっつかっと私に寄ってきた、ヒスパニック系の彼女。
彼女は、私がそこで仕事をしていると知ってから、
何度か立ち寄っては、自分がやっていない宿題について、
私にあれこれ聞いて来た人だ。
簿記というのは、一言で、
「これをこうしてあぁすればOK」と終わる代物じゃないので、
(大体にして専門のTutorでさえ、大きな問題一問の一部を説明するのに、
30分は軽く要するのだ)
私も、ポイントと、教科書のどこを見れば同じような問題があるのか、くらいを、
ちらっと話したのだが、すると彼女は、むかつきながら、
「あぁ、今日、私はこの宿題、提出出来ないわ。」と言って去ったのである。
いや、あなたが宿題を出せないのは、私のせいじゃないんですけれどね・・・。


そんな彼女が、私のところに来て、開口一番、
「ねぇ、私95点だったの。Cだった。(いや本当はD。150点満点なのだ)。あなたはどうだった?」
と聞かれ、私もその態度にびびり半分、あまりの唐突、
かつ仕事中の私に、生徒の横でいきなりむかつきモード全快で話す態度に怒りつつ、
「Bだった。」
とだけ答えると、
「本当に?あれ、150点満点よ。何点取ったの?」
と、問い詰められる。
うんざりしながら、
「124点だった。」
とだけ答えると、「ふーん。そうなんだ。じゃ。」
と言い捨てて、彼女は去った。


一体何が言いたいんだ?何をしに来たんだ?
私が何でむかつかれなくちゃいけないの????
「何よ、自分ばっかり」とでも思ったのだろうか?


ということで、私はその後、ラーニングセンターの仲間に、
「一体あれはどういう意味があるの?私にはわからない。」と愚痴っていた。
失礼にもほどがあるし、勉強しなかった自分を責めるべきだ〜〜〜(怒)
しかも、私だって満足行く出来じゃなかった。
最後の問題を2問答えてれば、Aだったのだ。


周りは、「でもさ〜結局、成績が物語ってるじゃない?彼女が宿題やらなかったせいで、
成績悪かったわけだしさ〜。」と慰めてくれた。
それにしても、彼女が自分の成績が、CではなくDであることを、
一体いつ知ることになるのだろう・・・。