もうオネエ系なんて、1年に数回

アメリカに来る1年くらい前から、
私の人生、3度目のジーンズブームが私の中に起こってはいたのだが、
それでも、どっちかというと、ジャケットに合わせたり、
ミュールやパンプス、ブーツに合わせる
「きれいめカジュアル」なんていう路線だったと思う。


ところが、アメリカに来てからというもの、
どんどん「シンプル・カジュアル」→「スポーティ・カジュアル」系に
移行してしまった。


最初の1年以上が、バス通学だったことと、
毎日、米袋一つ分にも思える、教科書がぎっしり詰まったバッグを
持ち歩く日々だったため、
次第に、「より軽く」
冬場は、物凄い寒さの中の移動だったため、「より温かく」
そして、バスを待つ間、足が攣ったりするので、「歩きやすく」
を、追求する結果になり、
どんどん、シンプル化は進んだ。
ますますジーンズ一遍同になった。


スカートなんて、本当に年に何回履くか、という世界になってしまった。
(スカートを履いていると、「今日どっか行くの?」と聞かれる始末・・・。
これは周りのファッション感にもよるところがあるけれど)


また、周りは皆、普段着となると、本当にカジュアルで、
Tシャツにジーンズに、フリップ・フラップ(ビーチサンダル)や、
スポーティなサンダルが多い。
冬場はこれの足元が、ブーツに変わり、トップスがニットになったり、
長袖Tシャツに変わるくらいだ。
(私は寒がりなので、Tシャツは無理だが)


車の免許を取った時、思ったことの中の一つが、
「あぁ、これで何も気にすることも無く、好きな服が着れる!」
ということであった。
少々ジーンズのみの生活に飽きてきていたし、(1年以上続ければそうなる)
何か他のものも着たいな〜、たんすの肥やしになっている、
服を引っ張り出したいしな〜と考えていた。
靴もバッグもお蔵入りしそうになっていたしな〜と思っていたら、
あっという間に、がんがんの夏がやってきた。


こうなると今度は、暑いからジーンズはパス。
パンプスも、裸足では履けないからパス。
サンダル・ミュールの類は履けるけれど、
長時間の歩きには向かないし、
友達の家に遊びに行くと、大抵庭でBBQの為、
必然的に芝生に穴の開くヒールは無理。
ということで、結局のところ、ぺたんこなサンダルとか、
プラットフォームのサンダルとか、そーんなもんに落ち着いてしまう。
コットンのパンツにタンクトップやキャミで収まってしまう。


こうしておねえ系からは、どんどん遠ざかっていく私。
今度の帰国、日本の皆さんはきれいな格好してるんだろうなぁ、
と思うと、何を着ていけばいいのか、本当に浦島な気持ちになってしまう。