最近の我が家の映画事情


こちらに来てからは、ほとんど毎週何かDVDを見ている。
旧作、新作問わず観ているが、週末の場合、相方がほぼ主導で
映画を選択しているので、
時に私の好みじゃないな〜という映画もあったりする。
ロマンティック・ラブコメディーなんぞは、私が一人で見ることに
暗黙の決まりが出来てしまっている。
なので、必然的に観ているのは、コメディーかアクションが多い。
相方は、時にHBO*1や、
イギリスのBBCのドラマを6エピソードずつ見ていたりもするし、
コメディーショーすらも、まとめてDVDで見ている。


学校の授業でも特に英語の授業では、
映画を見せてその感想やレポートを書かせるという先生は多い。
私が最近授業で見たのは、
「American History X」*2
Super Size Me*3


周囲の人からは、「え?そんなのを授業で見せるの?」と驚かれたが、
先生の趣味もあるのか、社会に対する問題意識を高めることを目的とされているのか、
Super Size Me」に至っては、私の友人は、
他の授業も含め、4回見たという人もいる。


ということで、授業でも映画、家でも映画。
映画はアメリカ最大の娯楽と言われるだけあって、
友達との会話でも映画の話題は多い。


前にも書いたが、今はNet Flixという、家に居ながらにして
DVDを借りれるというサービスを使っているので、
レンタル屋に行って、ぐるぐる観て回る時間も解消されているし、
返却日を気にすることも無くなった。
月会費を払っていれば、いつでも返却OK。
要は、契約された本数*4だけが決められているので、一本持ちっぱなしにしていると、その分借りれないだけの話。
一本返せば、自分があらかじめ入力していたリストから、
順次次の映画が送られて来る。
しかもアメリカの郵便事情の唯一良い点は、
配達時、同時に自宅のポストから集荷してくれる点である。
なので、本当に出かけずにして、ポストをのぞくだけでOKなのだ。
基本的にネットで依頼して2〜3日で届くという速さも素晴らしい。

つくづく便利な世の中だと思う。
映画館に行って見ることも無くなった。
やはり大画面で見るのは違うという意見も多いと思うのだが、
早い映画だと、3ヶ月先にDVDで見れると思うと、
出かけていって観なくちゃ、という気にならないから不思議。


シュレック・2」は、実際、劇場収入よりDVDの販売収入で
大きく業績を伸ばしたそうだし、
そういう意味では、ハリウッドの映画興行収入の下降というのは、
日本映画の斜陽傾向と似た現象なのかもしれない。


日本の映画を見直すいい機会にも恵まれている。
というのも、Net Flixには、結構日本映画も沢山入っている。
古い映画が多くて、市川雷蔵ものとか、
世界の三船全盛時の黒沢映画とか・・・。
びっくりしたのは、梶芽衣子主演の女さそりシリーズなんかもある。
小津安次郎の原節子シリーズは、私の友達が「東京物語」に感動していた。
日本に居たら見ようとは思わないだろう作品多数。
最近の作品も、結構あるが、割と新進監督の作品が多く、
日本で話題になった感動物というのが、あまり入って来ていない気がする。
これからあるのかもしれないけれど・・・。
最近、流行っている「ハリウッドリメイク」をされると、
その原作として、日本版を紹介されることが多いです。


余談だが、「リング」がリメイクされた際、
日本版「リング」もこちらで発売されたのだが、
なぜかそのタイトルが「RINGU」。
何故なんだろう。どう考えても、Uが余計だと思うのだが
(そのまま発音したら、「リングゥ」とグにアクセントが入って、
どうにも変なことになりそうだ)
多分、アメリカ版の「RING」との差別化の為に、無理栗そうしたのか、
と思っているのだが、初めてビデオレンタル屋で、見たとき、
「・・・なんだか、ペンギンのPINGUの親戚みたいだな。」と、
怖さが半減してしまった。

*1:ケーブルの有料チャンネル

*2:Edward Norton主演のアメリカのネオ・ナチに傾倒した青年がいかに自分を取り戻していくか、という作品。かなりヘビーな内容だが、見ごたえはあった

*3:一時話題になった監督自ら、「一ヶ月毎日3食をマクドナルドオンリーで過ごしたらどうなるか?」という課題に取り組んだドキュメンタリー。アメリカのファーストフード文化に対して警鐘を鳴らし話題を呼んだ

*4:一回に2本とか3本と、月会費によって一回で借りれる量が決まっている