Aイチはお年頃。そして彼はサムライの息子

あの手のひらサイズから、1年半、今では立派なティーンエイジャーになり、
スレンダーな体をくねくねしながら歩いています。
薄茶色だった、耳・鼻・手足・尻尾も、
今ではダークブラウンになりました。
目はきれいなライトブルーです。
チョコレートチップという種類だそうで・・・。
ちなみに、お父さんの名前は「サムライ」さんだそうで、
まさに日本人の私に貰われる運命!と思いました。


ですが、少々私も過保護過ぎたのか、
ある意味「刷り込みに成功」してしまい、
今や、完璧に私をお母さんだと思っています。
(いえ、飼い主の自己満足では決して無いです。)

  • 私が食事を始めると、自分も餌場に行き、食事をする。
  • 寝る時は、腕枕を強要する
  • 私が他のことをしていて、注目していないと、「注目してくれ」といわんばかりに、鳴いて見たり、ひっかいてみたりする。
  • 家の中、どこを歩くにも一緒。相方は「Aイチはよーきぃの影」と呼び、私は「ボディーガード」と呼ぶ。トイレに入る時も一緒、もしくはドアの前で「待機」。勉強中は、私の背中と椅子の背もたれの間に「待機」。


・・・どこの猫ちゃんもするのかもしれませんが、
彼の場合、極度の人見知りもあり、私にしか抱っこもさせない、という徹底振り。
うちの相方は、一度ひどくAイチを怒って以来、
抱っこさせてもらえなくなりました。
いや、私も悪いことをした時はしかります。
でも、やはり餌をやるのも、トイレの掃除をするのも私ですし。


人間で言うと、お年頃のAイチは去年の終わりから、
外に出たがるようになりました。
脱走も数回。その度、探し回り、明け方までドアを開けて帰りを待ち・・・・。
(まさに、夜遊びする子供を心配する親の心境)
すると、今までのところ、私の心配をよそに、しゃらっと帰って来ます。
「もぉおおおお、何してたのよ〜〜」
・・・まさに、母親の状態ですね・・・。


私ももし環境が良ければ出たり入ったりさせて、
自由にさせたかったのですが、
私の今いる家は、車通りが多く外には出せません。
そのうち本格的な発情期に入ってきて、
鳴き方もすごくなってきました。
「(ぅ)わぁん、わぁん」と鳴きます。
もう「にゃん、にゃん」などという可愛い泣き声ではありません。


色々考えたのですが、結局去勢をすることになり、今度の木曜日、
うちのAイチ君は、「おかまちゃん」になることになりました。
あぁ〜、母としては、まだ複雑な気持ちもあります。
予防接種に行った時、獣医さんがやたらとAイチはすばらしい猫だと、
褒めてくれまして、
「この血筋を絶やすのはもったいない!ブリーダー紹介するから、
子猫を作ってからの方がいいんじゃない?」
とアドバイスされました。
(何でも目の色がすごく珍しいらしく、すみれ色がかった水色なんだそうです)
・・・確かにAイチの子供は見てみたい。
ブリーダーさんと話をしてみたところ、
どうもメス猫ちゃんの準備が出来るのが、9月とのことでした。
うーん、後2ヶ月この状況にしておくのは、Aイチにストレスが大きそう、
と過保護な母は考え、子孫繁栄は諦めました。