アメリカでの食生活

自分でも考えられないほど、和食もしくは日本の家庭料理系が大半を占めてます。
外で食べる和食
(ここランカスター界隈では、
韓国人か中国人経営のアメリカン寿司屋が数件あるのみです)
は、和食に似た「何か」であって、和食ではないです。
日本の「創作料理」とも違います。
アメリカン向けのちょっとジャパニーズ風味」くらいのノリです。


Hibachiといえば、それは鉄板焼きのことで、
(あのハワイのBenihanaで有名になった)
シェフさんが、妙な日の丸の鉢巻をして、
「カンカンカン、カカーン」とナイフを鉄板の上で鳴らしながら、
「中華は火力が命」のように、見事な「チャーハン」を作ってくれます。
あの「カンカン」のリズム
・・・どっかで聞き覚えのある・・・と思ったら、
「中国の京劇」とかのリズムなんですよ。
思わず
「そこまでやるなら、あのジャジャーンっていう、銅鑼も鳴らして欲しい」
と思うくらいです。


そして、お味噌汁には決まってついてくるもの、それは「れんげ」。
そうです、あのラーメンについてくるあれです。
おかげで、我が家の男性陣に味噌汁を作ると、
れんげをつけてあげないといけません。
お椀から汁を飲むことが出来ないのです。


ということで、外食では食べたいものにありつけない。
されど、毎日毎日、アメリカンな
バターとチーズたっぷりのお料理はカロリーも気になるし、食べる気がしない。
ということで、毎日自炊。お米炊いてます。


食材がそろいやすいのと、簡単なので、中華系のアレンジが多いですが、
それでも、「ご飯は玄米入り」「味噌汁付」は絶対で、
とにかく沢山野菜を食べれるようにしています。
カレーも日本のカレー、タイカレーも良く作ります。
(我が家はみんな激辛党)
ただのサラダはなかなか食べないので、棒々鶏にして、蒸し鶏を乗っけたり。
この前は、豚の味噌漬けに初挑戦しました。


幸い、近くのベトナム系の食料品店で、運がよければ納豆が手に入るし、
カレーのルーや醤油・お酒・味噌等も一応あります。
水餃子なんかもあったりして、結構これは使っています。
(前は自分で包んでました。食べることに関してはマメになりましたよ)
近くのスーパーでお肉や野菜も取りあえず手に入るし、
(魚はなかなか・・・サーモンと若干の白身のお魚、海老くらいです)
最近の感動は、すごく日本の大根に近い大根を見つけたこと。
大根おろしと、ふろふき大根にして食べました〜。


これが車で1時間ちょっとの韓国系の大きなスーパーに行くと、
ほとんど手に入らない物は無い(多少割高ですが)というくらい、
日本の食材がそろっています。
(もう少ししたら、自分で運転して行ける様になりたい)
明太子といくらを見つけた時は落涙ものでした。
また、薄切りのお肉というのが、本当に無いんです。
すき焼き、しゃぶしゃぶ、豚汁は、韓国系スーパーの後と決まっています。


普段は・・・最近ネットで見つけた鯵の干物と鰻が密かな私のご馳走。
(相方は、日本通ぶって、「冷凍庫に保存された鰻なんて・・・」と言って食べません。私が前に食べさせた鰻、真空パックで冷凍してたんですけれどね・・・。魚は新鮮じゃないと、という理由で、サーモン以外は食べません。)

明日の朝は何食べようかな〜。とウィークデイの朝食は
特に私の楽しみになりつつあります。

こっちに来なかったらここまで料理してたか?と思いますが、
私の食べることに関する執念がここまでさせたと思います。