水周りが壊れるのは大変です

我が家は、借家なのだが、おんぼろである。
築25〜30年だが、ここ1年でもう数回排水関係のトラブルが続いている。
つい数週間前は、シャワーの切り替えノブが壊れた。
ノブがというより、ノブと排水管を繋ぐ部分が折れた。
それを治した時、今度は食器洗浄器の配管がいかれ、
それ以降、食器は手洗いの日々である。(まぁ、これはその都度やればいいことなので、
なんとかなるのだが)


そして、これまたここ1年で数回目の、排水管詰まりが発生。
地下のメインの排水管がオーバーフローした。
水が使えないというのは、トイレも使えないし顔も洗えないし・・・というので、
本当に困る。ライフラインの有り難味を感じるのはこういう時なのだ。
しかも、我が家の配水管があるのは、ランドリールームで、
そこが非常にどぶ臭くなるのがこれまた具合が悪い。


我が家は一軒屋には有り得ない格安で借りているが、
光熱費・他は全て別で、しかも友人の父親の持ち家とあって、
こういう壊れたところを、相方が自分で治すということが多い。
いや、本来ならば大家が来て直すべきところなのだが、
相方は妙に義理堅いところがあって、まずは自分で直すのを試みてから、
駄目な場合は、大家に連絡するという感じなのである。
大家さんも、自分で直す派なので、業者が入ったことは、
私が来て一度も無い。
(一度、見積もりに来て貰ったことがあるが、州都のハリスバーグ価格の倍請求された為(ぼったぐりに近い金額)業者を帰してしまったことはある。)


でも、である。
こんなにトラブルが続くならやっぱりプロに見てもらったほうがいいのでは・・・と思うのも私だったりする。
大体、日本に居る頃、水周りのトラブルを自分で直すなんて考えたこともなかった。
おかしくなったらすぐプロの出番だったからだ。


いや〜それにしても有り得ない〜。
昨日の夜は外で歯磨きした。
水を流さなきゃいいわけだから
、コップに水を汲んで外で磨いてうがいして・・・夜中じゃなきゃ出来ない光景。
顔も蒸しタオル作って、それで拭いておしまい。
(こういう時に、化粧馬鹿だった頃の無駄なような知識が役に立つんだから、
人生つくづく無駄は無いのである(笑))


しかーし、腹が立つのは、同居人Dがこの状況にも関わらず、
「ちょっとでもいいからシャワー浴びちゃだめ?」
と聞きにきたのである。
普通に考えたら、歯磨きだって我慢してるのに、
シャワー?である。
「どうしてもっていうなら・・・ちょろっとだったらいいよ。もう溢れちゃってるのは代わりないから。」
相方も、これは同居人のMがヒスヒス状態なのを察してのことであろう。


そして翌朝である。
私はというと、おトイレは近所のコンビニに行って拝借し、
相変わらず顔は蒸しタオルで拭いて、シャワーも我慢している。
ところが、何と同居人の二人は、
おそらく「ちょびっとだったらいいや」と思ったのか、
昨晩のOKで調子づいたのか、トイレもシャワーも使っているようなのである。
昨日の夜もシャワー浴びて、今朝もかい!
私なんて、昨晩も今朝も我慢してるってのに。


で、相方も仕事に行かなくてはならない為、
結局、ちょびちょびっとシャワーを浴びて出かけてしまった。
お蔭様で、昨晩から数時間で、少し乾いて、
下水の臭いも治まりつつあったのも、また、逆戻りである。
くさいよ〜。私もシャワー浴びたいけれど、
でも我慢してるんだよ〜(涙)


・・・格安物件には裏がある。
本来ならば、大家に訴え出てもおかしくない状況なのだが、
しょうがないか。格安だもんなぁ・・・。


ということで、相方が仕事から帰ってきたら、
またあの下水配管との戦いが待っているのである。
私はというと、しょうがないので、フロアを早く乾かすべく、
巨大スポンジと作業用ゴム手袋を探しに、
品揃えがしょぼくて購買意欲を抑制するK-martへ出かけるのである。
(どうでもいいけれど、K-martに悪いかな、このキャッチフレーズ(笑))