それでもやっぱり二人の世界にはならないのだ

ルームメイトのDとMが、
ここ数ヶ月でこの家を出るに当たって、
相方は、早速次の同居人候補を見つけたらしい。
相方の親友Cの弟Kである。
放蕩息子という言葉が良く似合う、
大学行っては卒業もしないで、
遊び呆けている27歳のぼんぼん。
(彼のような学校を行ったり来たりして卒業しない人を、
皮肉っぽくProfessional Studentと呼んだりする。)
今セメに入り、やっと残りの二クラスを終わらせてBAを取る気になったらしく、
数年ぶりに学校に戻った。


最近彼女と別れたそうなのだが、
それで暇らしく、最近ちょくちょくうちに顔を出していたのだが、
相方が「DとMが家を近々出るんだよ。」と言ったのと、
この家の格安家賃に惹かれたらしく、
昨日、相方に「Kが次、入りたいって」と言ってきた。
「え?」一瞬、多分表情が曇ったに違いない私の顔を見て
「ほら・・・・芝刈りとか、色々手伝ってくれるだろうし。いいシェアメイトになると思うよ。」
と、一応フォローする相方。


芝刈り・・・結局、相方はしたくないのである。
確かに膝が悪いし、仕事も今年も大忙しになるらしいし、
私がやればいいのかもしれないが、こっちの芝刈り機は
かなりの大物である。ヘビー級。


正直なところ、あのぼんぼん坊ちゃんと一緒に住むかとおもうと、
これまたブルー。
なんでよりによって、
「お金ない」(パパとママは持ってるが)
「仕事無い」
「大食らい」
「末っ子特有の、「すりすり攻撃」で何事も解決しようとする」
「27歳にして「少年のような心」を持っている」(美化)
→「大人になれない男」
・・・・・と一緒に暮らさなくてはならんのだ。


相方は、「芝刈りその他のお手伝い」というメリットを語っているが、
私にしてみれば、なーんのメリットも今のところ感じない。
せいぜい、家賃が3人割できるくらいなもんで、
一緒に住むくらいなら、
私は二人分払ってもいいくらいだと思っていたりして。
(それでも一人暮らしするよりはまだ安いし)


どうやら相方には、まだまだ
私と二人きりで暮らす気持ちにはなれないようで。
何がいけないんだろうねぇ・・・。
まだまだ何かが足りないみたいで。


せっかく風がこちらに吹いてきたと思っていたのに、
撃沈気味。