私が考える人生について(出産→子育て)

私は現在、子供も居ないし、今の学生の生活を思えば、
恐らくこれからしばらく先、作る機会もないだろうなと思っている。
というのは、今、こうして普通の状態ですらあくせくやっている、
しかも、私はほぼ無収入であるという現実。
まだ相方とも結婚もしていないし。
これからやることは山積みで、
再就職して自分の生活を確立するまでは、
無理だと思っているからだ。


私は子供は「欲しいから」という漠然とした思いだけでなく、
その子が快適に生まれて来れる、
出来うる限りの良い環境を整えて、
安心して産みたいのである。
行き当たりばったり、そうなった時には何とかなるさ、
という気持ちでは、とてもじゃないが産めないと思う。
アメリカでは、ティーンエイジャーで出産する率が、
日本との比にはならないほど多い。
結婚して出産する人も多いが、多くが20代で離婚を経験。
×イチ、もしくは未婚でシングルマザーという人が多いのも現実だ。
どのくらい多いのかというと、
私は学校で、毎日数人から数十人の人と接するとする。
そのうち女性が6割くらいを占めるとすると、
そのうち3割が未婚、7割が既婚。7割の既婚者のうち実に5割以上が
離婚を経験している。
リサーチしたわけじゃなく、日常の会話でちらほら垣間見る程度でこれである。
ある生徒が、とある日の新聞を見ながら
「あ、この人も、この人も、この人もシングルマザー」と、
出産の欄を見て数えているのを横で聞いていたら、
その日だけで、実に3割以上が未婚の母であったそうだ。
(両親ではなく片親の名前でアナウンスメントしているから判るんだそうだ)


そういう人を山ほど見ているので、
私のその気持ちは更に強くなった。


もちろん、子供を産むということは、
もっと今までとは違ったことが見えてきて、
全く違った人生観が生まれてくるのだということも、
重々承知している。
私は子供を産み育てるというのは、
沢山の喜びのある生活だと思っている。
究極の「苦しさを乗り越えてこそ得る喜び」の形だとすら思う。
だから、もしかして自分はそれを経験しないまま、
一生を過ごすのかもしれないなと、思うと、
せっかく女性に生まれたのに、もったいないなと思わないでもない。


でも、私には今他の目標があって、
私が赤ちゃんを産みたい状況ではないのだから、
それはそれで、私の人生なんだなと思うことにしている。
別の人生の形があってもいいんじゃないかなと思っている。