あっという間に最終日

子パンダちゃんinバケツ


昨日、DCエリアから帰ってきた。
今回は、とにかくよく歩いたので、ふくらはぎが筋肉痛気味。
というのも、私と相方が今回滞在したヴァージニアのアレクサンドリアは、
メトロでDC市内まで、20分程度という場所にあり、
到着した翌日は、メトロ乗り放題チケットを買い、ずっとそれに乗って移動した。
リンカーンメモリアル、ワシントンメモリアル、ホワイトハウスと、
ずーーーーっとおのぼりさんツアーをして、
スミソニアン美術館群に着く頃には、ふくらはぎが痛くなっていた。
「おぉ、翌日じゃなくて当日に来るとは!」
と、感動していたのもつかの間、
段々、疲れて無口になりそうになる二人。
チャイナタウンに移動して、
「ここ最近出来た店では一番」とランキングされたというお店に入り、
カウンターのすぐ横にある石釜で焼かれた激辛ピザを食べ、
地ビールを飲んで、帰ってきた。
その後、アレクサンドリアに戻り、
ホテルの真向かいにある、NFLの元プレイヤーの店に入ると、
その日はプレイオフで、ワシントン・レッドスキンズ
相方のお気に入り、タンパベイ・バッカニアーズの試合がやっていた。
相方はこれが観たかったのである。


「ちっ、してやられた。」と思ったものの、
バッカニアーズのQBのシムズの果敢なプレイに
「おぉ〜いいね〜。私こういうQBが好きだなぁ」
と、お気に入りのプレイヤーを発見したりなどして、
すっかり相方の思うツボであった。
店内は、地元チームの試合とあって、
レッドスキンズのファンだらけ。
バーのカウンターの端っこで、タンパがいいプレイをすると、
小声で「よし」と言う二人。
が、しかし、結局、レッドスキンズが最後の数分で、
インターセプトをした瞬間、私たちの小さいため息の横で、
「ひゃ〜!ひゅー!」の大歓声が巻き起こり、
店内でウェーブは始まるは、スピーカーを持って騒ぐは、
すごいことになってきたので、
私たちは、すぐさま店を後にした。


その翌日は、マウントヴェンロンと呼ばれる
ジョージワシントンの農場に行き、当時の生活を垣間見るツアーに参加。
とても立派なお屋敷なのだが、床だけはワックスもかけられていない、
むき出しの木材だったかと思うと大広間の暖炉は大理石だったり、
面白い発見がたくさんあった。


子パンダが生まれたという記事を見たので、動物園にも行った。
これもスミソニアンの一部なので、無料。
子パンダちゃんは、丁度ランチ後のお昼寝タイムだったのか、
バケツの中で寝ていた。
もう既にその姿を見ただけで、
「まるでぬいぐるみのよう」なのだが、
動物園って、いつもどっか切なくなるのだ。
というのも、たまにすごくストレスが溜まっている(ように見える)
動物に出会ってしまうからだ。
中には、すごく人慣れしてしまっていて、
カメラ目線に、モデルポーズしてしまう動物も居る。
けれど、やっぱり動物は本当は自然の中で生きるのが一番幸せなんだろうな、
と思うと、ちょっと胸が痛むことがある。
ゴリラ館の中の子供のゴリラ2匹は、
ガラスの向こうで、じゃれあって取っ組み合っていた。
そんな子供たちをよそに、
一頭、物静かなゴリラは、ずっと壁にもたれたまま、
何かを見つめていた。
そのゴリラを、じーーーーーっとガラス越しに、携帯イスを持ち込んで、
額をガラスにくっつけんばかりに観察する老人が居た。
何か話しているのか、ゴリラを研究する人なのかは、判らないが、
その老人は、ずっとその物静かなゴリラを見つめていた。
何だか、ゴリラと対話しているみたいにも見えて、
私は、一瞬、
「何を話してるんですか?」
と聞きたくなったが、それはやめておいた。
何だか、その二人(?)の親密度はただならぬ気がしたからだ。
そういう人のお邪魔はするべきじゃないだろう。
動物園も全部を一通り観たら、相当な距離を歩いてしまい、
日ごろ運動不足の私と相方は、
くたくたになって、ほぼ無言のまま、家路に着いた。
ありがとうと言っても、もう何だか上の空だった。
やはり、3日が限度ってところか。
今までのことを思えば、よく頑張った方だと思うので、
素直にありがたいと思っている。


当初、驚くほどハイだった相方だが、
お疲れがたまったのか、今日になっても黙々している。
ったく、連休最後だっていうのに、
もう少しご機嫌に終われないもんかね〜、とも思ったが、
まぁ、年に数度の彼女サービスをしてくれたと思えば、
ゆっくり自分の好きなことをしなよ、と放っておくことにする。


そんなこんなで、冬休みが終わり、明日からまた学校が始まる。
今セメも、前にもまして忙しくなりそうだが、
頑張らなくちゃという気持ちになってきた。
・・・とりあえず、早起きから。